すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

記憶の再確認

 テレビを見ていると日本や世界の観光地などが良く映し出される事が有る。行った事の有る場所などは懐かしく思い出されて、思わず見入ってしまう。そして「あれー、こんな場所有ったかな?」と思う事もしばしばで有る。それは裏返せばその場所をよく見ていなかった事になる。

 観光地などを訪れると決まって記念に写真に撮っておこうとカメラを構える。これは考えてみると後でその光景を忘れないためにする作業だと気づく。しかし旅から帰り、撮った写真以外の光景を皆さんはしっかりと覚えているだろうか?案外それ以外は思い出せない事が多いかも知れない。いや下手をすると写真が無ければ、写真の光景さえ思い出せないかも知れないのだ。え、だから忘れないように化かすか写真を撮るのだって?ご尤も。

 だが大切な風景はカメラのファインダー越しでは無く、しっかりと自らの両目で心に焼き付けておきたいものだ。ひょっとして旅から帰った時、その旅の様子を人に語る時、旅行案内書や、ガイドブックなどの写真の光景を思い出して語ってはいないだろうか?まさか春に訪れて紅葉が綺麗だったなんて語る人はいないと思うが、案外記憶の片隅にどこかで見た光景がない交ぜになっていないだろうか?これらはしっかりとその光景を見ていなかったからで有ろう。

 徒に写真を撮るよりもじっくり、しっかり見る事の方が感動が大きい気がする。写真を撮る事に心を奪われるより、少しでも多く心の印画紙に焼き付けておきたいものだ。

 とは言え私も凡人。やっぱり現地へ行けば証拠写真が欲しくなってしまうんですねえ。(笑)でも心の記憶は写真と違っていくらでもイメージを素晴らしいものに増幅してくれるんです。例えそれが現物と少し位違っていてもいい。自分の目で見た物を昇華してくれる。記憶という物はなんと便利な物だろう。実際にこの目で見た時の感動は、どんなに写真を上手く撮ろうと敵わないと思うのですが・・・・・。

 えへへ、偉そうな事を言っておきながら何ですが、この事は全然実践できていないんです。ホントはカメラを持って行かなければ一番いいのですが、先程も言ったように少しは証拠や記録が無いとね。でも実践できるように今年は頑張るぞー。