すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

相撲

今日は久し振りにしっかり相撲を見た。しかしあまりに攻防のない相撲ばかりでがっかりした。大体今の力士は体ばかりでかくて技術が全然伴っていない。相撲ファン歴53年の私としては苦言を呈したいことばかりだ。大体この間の八百長問題に関する改革でも中途半端で改革の名に値しない。どのように改革するかということは長くなるので今は言及しないが、今日の相撲を見て少し私見を述べたい。それは相撲界も野球界と同様にコーチ制を取り入れたらどうかということだ。今の制度だと引退した力士が親方株を買い、自分で部屋を興すか、部屋つきの親方として残るかのどちらかである。しかし引退した力士が皆卓越した相撲理論と相撲技術を教えられるかは甚だ疑問である。どうも部屋の師匠でさえ関取には遠慮して技術指導をしないようなところがあるし、関取側も聴く耳を持たないようなところもある。むしろ関取にこそ生活面も精神面も技術面も厳しくしなければ駄目なのである。
 一つ例を挙げれば大関琴欧州である。あれだけ恵まれた体格をしているのに技術面、精神面は全く駄目である。技術面で言うとまず立会いである。いきなり回しをとりに行く相撲ではなく、まず立会い突っ張って相手を起こし流れの中で回しをとりに行くのが望ましい。あれだけ懐が深いのだから相手は突っ張られるのはいやなはずである。そして四つになったら下手糞な投げに行くのではなく引き付け、吊寄りで行かなければならない。そうすれば相撲はぐっと安定するはずである。それをあれほどな長身でありながら窮屈そうに腰をかがめ、頭を下げ回しを取りに行くのである。どう考えたって相撲の理屈に反する。これは親方がちゃんと徹底指導していないからである。また負け始めるとすぐにずるずると連敗する。精神面が弱い。とても大関の名に値しない。これもひとえに指導する親方が悪いのである。教える技術のない親方なんぞただの月給泥棒だ。アマチュアの指導がうまい人のほうがよっぽどましである。技術面も精神面もちゃんとしてこそ攻防のある相撲が出来あがる。相撲協会は力士の自覚だけに頼らずにどうしたらもっとお客さんを満足させる相撲になるか真摯に考えるべきだ。(おお、今日はデーモン小暮真っ青の提言だったな)