11月下旬からクリスマス頃までは私にとっては一番嫌いな時期だ。引退前の仕事が外仕事だったため、その思いは一層強い。日は段々短くなってくるし、天気は悪くなるし、更に冬に向かって寒さが増してくる時期だからだ。特に今日は木曜日だが、黒い雲が重く垂れ込めたドヨ〜ン（オヤジギャグですいません）としたような空を見ると一段と気が滅入る。以前、長野県在住の方が仰っていた。「長野県も雪は降るし、寒いがこちらみたいに毎日毎日鉛色の空にはならない。晴れればパーッと青空が広がり、気分爽快になる。でもこちらはいつも冬はこんなだからとても住む気になれない。」ご尤もである。まあ、私たちも何も好きこのんでここに暮らしている訳ではない。ただ先祖代々ここに住んでいるからだけだ。だが確かにこの時期は嫌だが、1月も小正月を過ぎた頃になれば幾分日も長くなり、晴れた日は長野県同様青空が望める。そして雪が積もっていてももう覚悟は定まっていて、暖かい春を待つ気持ちで一杯なのだ。そして雪解けの後は春の花が一斉に咲き出す。これは東京にお住まいの人達にはなかなかわかってもらえない感慨である。
ま、そうは言ってもこの一ヶ月間が堪らなく嫌なんですね、わかっていても。どうかこの冬も暖冬、少雪であって欲しい。と、この時期になるといつも思うすかんぴんでした。
