雪が消えるとそろそろ山の方へ足を向けたくなってくる。例年だと4月頃から登り始めるのだが、今年は海外旅行があるので山登りは帰って来てからと言う事になる。何しろ年々体力が衰えて行くから、今のうちに難儀な山はやっつけておかなくてはならない。昨年は槍に登ったから今年は順序から行って奥穂高と言う事になる？まあ実現するかどうかはさておき、ここに登ってしまうと何か肩の荷を下ろしたような気分になるのではないかと思っている。何しろ若い自分は仕事に追われ満足に旅行した事はなかった。体がまだ動ける今のうちがあちこち見て回れるチャンスだ。他人様から仕事もしないで遊べていい身分だね、などと羨望とも嫌みとも言えない言葉を言われる事があるが、私は若い時は何処へも行かず人の3倍働きましたから、いま遊ぶんです。あなた方は今あくせく働くとは余程若い頃遊んだんですか？と皮肉を言う事にしている。
私が歳取ってあれもしよう、これもしようと思うのは若い頃出来なかった反動だと思う。でも御陰で毎日が退屈しなくてすむ。今は一日一日を大切に生きる事は勿論だが、その年々に何を為し得るか計画し、実行するのが楽しみとなっている。
