先日Kさんから電話があり、イスが転んだので痛くてしょうがないから病院に行った。やっと落ち着いたので、これからそちらへ行っていいかと言う。私はまたイスの上に上がっていて何かの弾みで椅子が倒れ、転倒して骨折でもしたのかなと思った。だが現れたKさんは何ともない様子。
「ここでご飯を食べさせて。」
とコンビニで買ってきた弁当を食べ始めた。食べながら言うには腎臓の石が転がって酷い目に遭ったとの事。え?椅子から落ちたんじゃなかったの?あらま、椅子と石を聞き違えたのか。それなら石が転がったなんておかしな表現を使わないで、腎臓結石で病院へ行ったと言えばいいのに・・・・・。
ともあれ腎臓の石がぽろりと落ちて非常に痛い目に遭ったのは、彼にとって2回目の経験だ。だが痛さは今回の方がずっと痛かったらしい。血圧は上の方で80位に下がり非常な寒さを覚えたそうな。また目に見える物全てがモノクロ写真の様に見えたそうだ。石を超音波で砕いてしまえば、何事もなかったかのようにケロリとなってしまうが、痛い時は確かに我慢出来ないだろう。脂汗を流して苦しんだそうだ。私はもしこの間の海外旅行で自分がそうなったときのことを考えるとぞっとした。
還暦を過ぎると体のあちこちがガタが来て悲鳴を上げ始める。日頃の不摂生か長年の酷使が原因かはわからないが、たまには人間ドックに入ってしっかりと調べてもらったほうが良さそうだ。
コーヒーを飲んだ後Kさんはまた職場に復帰した。サラリーマンはやっぱり楽な商売じゃ有りませんな。