朝目覚めてみると、あれ、何かおかしいな〜とベッドの表面をなでながら思った。それはベッドの表面にスプリングの手触りが有ったからである。ん、これは？・・・・・。
アタシャ勃然と思い立ったね。ベッドから跳ね起きて布団を剥がし、マットレスを裏返して触ってみる。ほーら、やっぱしね。裏側はスプリングの当たりが全くない。滑らかだ。で、ひっくり返して寝てみる。おお、これですよ、これ。
今の家を建てた時一緒にベッドも購入したのだが、お店で試しに寝てみた時は丁度このような感覚だったのだ。それが家が完成してベッドを組み立てて寝た時は、あれ〜、何かな〜？（べっぴんさんのすみれか、お前は）と言う感じだったのだ。
しかし元々おおざっぱな人間の私は別段大して気にもせず、毎日使い続けていたので有る。何せ仕事をしていた時分は、晩ご飯を食べながら眠くなると、そのまま食堂用の椅子を並べ、そのままそこに寝ていたような人間であるから、その程度は気にならなかった。況してや以前の家では畳に布団を敷いて寝ていたのだから、ベッドは布団を片付けなくていいや位にしか考えていなかったのである。
しかし時折朝起きた時身体が痛いと感じる事が度々あった。これも持病の腰痛から来ているのだろうと考えていた。でも考えてみるとこの６年間このベッドで余り安眠を貪ったという記憶はない。だから時折テレビのコマーシャルでトゥルースリーパー等の低反発マットレスのコマーシャルを見る度、購入しようかなと何度も考えた。
何の事は無い。私がマットレスのセッティングを間違っていただけなのである。（熟々アンタってホントに馬鹿だねー。６年間も気づかなかったなんて。普通寝た瞬間に気がつくよ。よっぽど鈍感なんだねー。―――エエイ、ウルサイ！）
ま、しかし、これで今晩から快適な眠りにつけるという物だ。もうトゥルースリーパー要らない！（現金な奴！）エー、そう言う訳で皆様もベッドのセッティングをする時はくれぐれもマットレスの裏表を確認して行って下さい。（間違えるのはアンタだけだよ、たぶん）
