我家のオーディオ顧問Yさんがモノラル用アンプを改良するというのでフィリップスのEL33を午後取りに来られた。ついでにA5の交換したドライバー288-16Gの音を聴いて戴いてグレードアップしたのを確認して貰った。
後はモノラルアンプが改良されるのを待つばかりだ。
ところでYさんが帰られた後電話が鳴ったので誰かと思って出てみると町内のオーディオ仲間Sさんからだった。オーディオ仲間が今2人我家に来ているが、これからそちらへ聴きに行っていいかと言うので、どうぞただ今丁度聴いている所だから遠慮無くどうぞと応えた。
程なく3人が見えて早速聴いて戴いたが我家の装置にあきれかえった様子。
「う〜ん、ここまでやるか。もはや病気だ」
との仰せ。私は、
「いや〜、私はまだまだ序の口です。茨城にはもっと凄い友達がいますよ」
と応えると信じられないような顔つきをされていた。我家の音を充分堪能されて戴いたのはマニア冥利に尽きるというものです。しかし、お二人ともジャズを聴かれるようだったが、願わくばオーディ機器もさることながら、ジャズの事、レコードの事ももっと熱心に話して欲しかった所です。オーディオ装置は音楽を聴く為の手段であって目的では無いと思うからです。音楽の事が話せない人はオーディオも分からない人だといっても過言ではないと思う。好きな演奏、好きな歌があってこそのオーディオである。徒に機械にばかり関心が行くのではなく、ジャズプレーヤーとその演奏、歴史にも興味を持って戴きたいと節に心の中で願った次第である。