昨日採ったナメコだが、どうもなんか変だ。柄も気にくわないし、傘裏のヒダも何か汚らしい。柄は細くナラタケに似ている。ナメコだったらもう少し太いし、柄全体がささくれ立っている様子はない。
と言う訳で色々調べた結果、センボンイチメガサに間違いないとの結論に達した。昨日鑑定してくれたH先生も物の見事にだまされた。まあ先生もちょっと訝しげにしておいでだったが、余りにもヌメリ方がナメコそっくりだったので、鑑定を誤ってしまったという訳だ。私もH先生も何かおかしいとは感じていたんだけれど、「今年はキノコの出が早い」「早くもナメコが出た所がある」との先入観があったので、ついつい騙されてしまった。
センボンイチメガサは食用キノコであるが、猛毒のコレラタケに酷似しているから、素人は手を出さないようにとの不文律がある。まあ昨日採ったキノコはコレラタケではないと思うが、別に無理して食べる必要は無い。残念だが廃棄しようっと。
ところが今朝洗って柄をもぎ、冷凍庫で凍らせたら、ナラタケモドキと区別出来なくなってしまった。確か二袋に分けて凍らせたと思うのだが、一袋はわかったが、もう一袋がどれだか分からない。解凍してよく見てみないと判別不能だ。もし判別出来ないとなるとナラタケモドキは二袋有るから、それも廃棄しなければならない。アッチャー、凍らせなければ良かったぜ。全く欲張ると碌な事は有りませんな。
それにしても多分大丈夫とは思うが、夕べ食べなくて良かったわい。熟々先入観は怖いし、キノコの同定は難しいと痛感しました。