すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

ホントに住みやすいのかな? 

 朝刊を見ると東洋経済新聞社が行った「住良さランキング」の県内順位が出ていた。それに依ると我が柏崎市は全国791都市の中で96位。県内では5位となった。何でも病床数や出生数などの「安心度」、大型小売店の店舗面積などの「利便度」、転入・転出人口比率などの「快適度」、課税対象所得額などの『富裕度」、住宅延べ面積などの「住居水準充実度」の5項目を指標に同社が独自に算出したものらしい。

 全国96位だから上位と言って良かろう。じゃあ住みよいかと言うと、どうもその実感が無い。依然として雇用状況は悪いし、消費もそれほど進んでいない。更に中越沖地震の後家を建てる人は大抵立て替えたため、今新たな住宅新築着工は少ない。原発が再稼働すれば事故の不安は絶えず付きまとうだろうし、かと言って再稼働しなければ、原発に依存している自治体としては中々景気が回復しない。また海岸部の市ではあるが、比較的雪は少なくない。そして毎年のように人口が減って行く。確か平成の大合併時には10万近く有った人口がいまや8万7,8千人ほどで有る。

 人口がどんどん減って行き、若者もいなくなり、景気も低迷している我が市が本当に住みやすいのだろうか?どうも上記の5項目で算出したのに原因がありそうだ。実際に住んでいる人の満足度を聞いたわけでは無い。じゃあ私はどう思っているのかと問われれば、そんなに住みやすいとも思わぬが、さりとてどれほど不自由を感じないから、不満は無いのかも知れない。

 でもなあ柏崎へ入ってくる人よりも出る人が多いってのは、やっぱり何か不満が有るからなんだろうと思わずにはいられない。まあ都会の人から見れば海有り、山有りで自然が豊かないい所くらいに思うのだろうが、それはたまにしか来ないから言える事。1年通して住んでご覧なさい。冬は厳しいし、映画館も美術館も何も無い所で直ぐに退屈してしまうだろう。

 そんなに自分の住む所を卑下するものではないと仰りたいだろうが、私自身はそんなに嫌だとも思っていない。ただ若い人が出て行くのはやはり雇用の場が無いからだ。人口減を食い止めるには魅力的な職場が必要だと言う事か。地方創生と言うからには各大企業にどこか地方都市には必ず工場設置を義務づける法律を作っても良いと思うが・・・・。結局いつも掛け声だけで終わってしまうんだよねえ。

 なお「住良さランキング」の全国1位は千葉県印西市が4年連続でトップ。以下愛知県長久手市、石川県能美市と続きます。やっぱり雪の降らない所が多いねえ。また快適度は「大都市近郊のベッドタウンなど人口流入の多い地域」で高い傾向があるとの事。ああ、やっぱりね。若者が出て行く訳だ。結局残るのは年寄りばかり也か、嗚呼。