すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

風で動く議員

 東京都議選都民ファースト自民惨敗の結果に終わったが、今回も所謂風が吹いたようだ。だが最近の選挙はこの風に非常に強く影響されるのが気になる所だ。スマフォなどの影響でネット上に様々な書き込みがなされる事によって一気に良い方向、悪い方向に行ってしまう。これが果たしてよく考えての上でその意見に従うのなら良いのだが、どうもネット上の多数派の方について行ってるだけのような気がして非常に気になる。

 皆がそう言ってるから多分そうなのだろう位にしか考えてない人はいないか? これが案外風を作り出しているとしたらちょっとなあである。ネット上では大体本名を名乗らないから、私はネット上の書き込みをあまり信用していない。あくまでも自分の考えで投票行動を起こしたい。

 まあ、それはさておき、この風という奴を巧みに利用する議員さん達がいる。小池氏が都知事選に出馬した時、「お、これはイケる!」と思った議員さん達がまず動き、当選すればまた各党からそちらの会へ移動する。議員さんばかりでは無い。政党までがそれまでの都議会与党でありながら平気で乗り換える。自分たちが都政を動かしてきた事への責任は何処へ行ったのだ?
変わり身の早さ、風を読む巧さには舌を巻いてしまう。

 結局政党にしても議員にしても主義・主張、政策などは何の関係も無いのである。要は大事なのは議員の椅子。それさえ確保出来れば所属する政党なんぞはどうでもいいのだ。民主党に風が吹いていた時はこぞって民主党に移り、民主党が駄目になればまた自民や維新に移る。まあ義理も人情もへったくれもない。酷い世界ですな。(笑)

 風で当選した議員さんは風が吹かない選挙の時は不安だろうなと思う。それだけに早く実績を積み重ねないと次回の当選は覚束無い。まあ今回の都民ファーストの新人さんはともかく、政党を渡り歩いているコウモリみたいな議員さん達はこの次は何処へ流れ着くのか、しっかり行方を見守りたい。