最近電子煙草なる物が大日幅を利かせてきたらしい。結構吸うひとがいるようだ。今は禁煙の場所が多いし、自分の健康の事を考えてそう言う傾向になっているのかも知れない。まあ確かに煙が出ないので、周囲の人に余り迷惑を掛ける事は無いだろう。
で、お値段だが平均で大体5.6千円程度と言った所だろうか。電子煙草は器具を買って煙草成分が入ったカートリッジをいれ、熱してその蒸気を吸うようだ。だが使い切りというのがあって、これは1本ごとに使い捨てだ。この場合火を使わないから、当然煙草は燃えないで買ったままの長さの物がゴミとなる。
勿論使いきりでない方がお得なんだろうが、面倒な人は使い捨てなんだろうな。公共の場で煙草を吸える場所が段々少なくなってきたので、どうでも吸いたい人はこう言った物に移行して行くのだろう。この間山小屋に泊まった時も電子煙草を使っている人がいた。
私は煙草を吸わないので、どうでも吸いたいと言う心境には当然ならないが（笑）、やっぱり好きな方は煙草を長時間吸わないと、ニコチンの禁断症状が出てくるんだろうな。ま、しかし心を落ち着かせる効果はあるのかも。尤も医者に言わせるとそれは吸いたい、吸いたいとイライラが募っている時吸うので、落ち着く気分になるのだとの事。なるほど煙草の習慣性で自らイライラの原因を作っていたのか。
しかしそうは言っても煙草は何百年も庶民に愛好されてきた嗜好品だ。言わば一つの文化だ。それを根絶やしにするのはねえ･･････。ま、健康面だけでなく煙草による火災もあるから尚更スモーカーは敬遠されるのかも知れないが、煙草を吸ってる光景が見られなくなるのも残念な気がする。紫煙をくゆらせている苦み走ったいい男なんてのは、確かに絵になったはずだ。
電子煙草になるとその煙が出なくなるから、いい男効果が多少減点される？ともあれこれが現在税率が低いというので、これを通常の紙巻き煙草並みにしようとの思惑が政府にあるらしい。ええ、また庶民イジメかと言いたくなる。煙草を吸う場所を奪われるので、止む無くゼニを余計に払ってお高い電子煙草にしているのに、それが普及すると見るや税率を上げるだと。
まあ機を見るに敏と言おうか、抜け目がないと言おうか、恐れ入った。これじゃ第3のビールの時と同じですな。煙草の税金による恩恵を受けながら、煙草愛用者を苛めるって矛盾してない？喫煙場所を奪われるから敢えて高のを承知で電子煙草に移行しているのに、その普及を妨げる税率アップは問題だろう。
政府は東京オリンピックを意識して頻りに喫煙場所を減らしたいらしいが、税金面で貢献している喫煙者に大変失礼である。（笑）重ねて言う。煙草は文化だ。長年の歴史がある。それを否定していいものか？こうなったらスモーカーよ、思い切って葉巻のでかいのをバンバンふかしてみたら？
