最近はどんな歌が流行っているのかちっとも分からない。いやそもそも音楽番組を見ないから、知らないで当たり前なのだ。大方なんたら48なんてのの歌が流行っているのかも知れないが、それは一部の年代層だけで、広い年代層に浸透している訳では無い。
一頃はこう言う現象は起きなかった。所謂ヒット曲が出れば大程どの年代層にも知られていた。それが故にその歌は後生にまで歌い継がれるのだ。所が残念なことに近頃はそう言う歌が無くなってしまった。一部の層にだけしか歌われないようでは、もはやヒット曲とは言えまい。
こうなったのは良質な音楽番組が無くなったせいか？ いやそれだけではあるまい。嘗てのヒットメーカーと言われる作曲家が皆亡くなってしまったからだ。古賀政男は流石に古いから除外するにしても、吉田正、服部良一、船村徹、猪俣公章、浜口庫之助、遠藤実、平尾昌晃etc.・・・・。
かてて加えてあれほど一世を風靡したニューミュージックの立役者のシンガーソングライターの連中が最近はとんと元気が無い。良い歌手が少なくなったから、それを反映して良い曲が出来ないのか分からないが、例え流行歌で有っても名曲と言われるものが出来てこないのは些か寂しい。
そろそろ十把一絡げの女の子達が歌うような曲では無く、しっかりと歌唱力の有る人が出てきてどの年代層にも受ける歌を歌って欲しいものだ。
