三国川ダムのダム湖、しゃくなげ湖を囲むように湖に沿って道路が取り付けられている。一周出来るのでマラソン大会や自転車競技会なども行われているようだ。
さてその道路の一番鞍部に十字峡への入り口がある。ここは丹後山への登山口に通じる道路でもある。その登山口には30分ほどかかる。両側が川を挟んだ切り立った断崖の細い道で、落石の危険性もある。13年前に2度目の中の岳〜丹後山の縦走をやった時はここは通れたのだが、今は何と立ち入り禁止となっている。
以前は通れたのに今じゃ立ち入り禁止。
これじゃ清津峡とおんなじだあ。でも丹後山の登山届けを出してる人は
皆通ってるみたい。そりゃあそうだよね。で、ないと山に登れないもんね。
結局自己責任てことなんだろうなと勝手に解釈して遊歩道に入る。すると結構私と同じように写真を撮りに来ている人達がいました。共犯者?がいると安心するなあ。(アホ!)
夏は涼しさを感じさせてくれる水流だが、この時季は冷たさを感じる。
岩魚や山女魚が泳いでいるのが見えるから、竿を垂らせば入れ食い?
滝の所まで来ました。ここの風景を撮る人多し。
滝の岩肌とと紅葉のコントラストが鮮やか。
いつまでも紅葉に見とれていたい気持ちを抑え、
十字峡に別れを告げ、ダム管理事務所に向かいます。
ダム管理事務所がある堰堤に戻ってきました。展望台からは360度周囲が見渡せます。でも展望台への階段はカメムシが一杯。この時期清流が有る所は何処でもカメムシが大量発生する様です。
ダム管理棟へ来ました。ここではダムの事を解説展示してくれてる
コーナーがあります。そして申し込めばダム内も案内してくれる
そうです。幸い午後一時半からのツアーに参加する事が出来ました。
三国川ダムは洪水防止、灌漑、飲料用、発電など、様々な用途に
対応した多目的ダムである。これは放水路。
エレベーターに乗り、地下二階にまで下りてくる。気温は
年間を通して約10度。少し寒いくらいだ。
写真は堰堤の下の長い通路。地下32.5mの所にある。
エレベーターを使わなければこんなに急な長い階段を
上り下りしなければならない。
放水路のゲートを上げ下げするための巨大なシリンダー。
正、副の2本ある。
放水の様子を見るための部屋。
ご覧のように余りに水の速度が速すぎて水流をカメラが
捕らえきれない。ちなみに水量が多いと空気が引っ張られ、
この部屋を開ける扉も内に引っ張られ、開ける事が出来ないそうな。
水の速さと轟音が恐ろしいくらいだ。
と言う訳でダム内見学という副産物まで付いた三国川ダム、十字峡紅葉巡りでした。出かけてきた良かった〜。快晴の晩秋の一日を満喫しました