ミーさんから借りた「音の見える部屋」という本を読むと、かなりオーディオに入れあげている人達が沢山いた。まあこんなに沢山お高い機械を買って女房殿たちは良く黙っている物だと感心する。恐らく私と違って収入があるから買えるのだろうけど、それにしても凄いと感じる。だって恐らく1千万以上はつぎ込んでいると思われるからである。いや到底それでは済まないような人も少なくない。
一体音楽を聴くのにここまで金を掛けねばならない物だろうか。まあ、惰性でこうなってしまったのか、懐に余裕があるからこうなったのかは分からないが、男の趣味にも困ったものだねえ。（笑）
しかし皆さんそれぞれに拘りを持っておられるから、ここまでやってしまうんでしょうな。私はとてもじゃないがそこまではやれない。第一私の懐具合は皆さんご承知の如く「すかんぴん」である。オーディオに金を掛けている分、服や靴は着た切り雀である。先日も集会の帰り、下足箱にあったサンダルを履こうとしたら、隣で見ていた人が
「随分年季の入ったサンダルだねえ」（笑）
と仰った。無理もない。鼻緒の部分は取れかけているし、サンダルの裏面は今にも擦り切れそうなくらい減っている。
エー、言い訳をする訳じゃないんだけど、何もサンダルを買う金が無いんじゃなくて、私のお気に入りのサンダルが靴店で見つからないから自然とこうなっちゃった訳で有りまして･･･。あれ？ 何でオーディオからサンダルの話になったんだ？（アホ！）アー、まあとにかく私はオーディオ以外は金を使ってないという事を言いたい訳でございますよ。
それにヨーさんに言わせればまだまだ私は風邪を引いた程度。この本に登場するような方達は立派な重病人ですな。ともあれオーディオの毒というのはかなり強烈なようです。
