すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

何処へ行った我が家の家宝?

 テレビでなんでも鑑定団を見ていると、良く他人様の家にはあんなお宝が有るものだと思って感心したり、羨ましく思ったりする。その点ウチなんか元々ボロ長屋の借家住まいだったから、お宝なんて有る筈も無い。いや、まあお宝と言う程の物でもないが、亡きオヤジ殿が仕事をしていた時に偶然鉄屑の仲から見つけた銀の大黒様が有ったっけ。

 

 あ?、確かこの話以前もしたような気が? まあ、いいでしょ、どうせ皆さん覚えてないだろうから。(アンタと一緒にするなよ)エー、大黒様たってそんなに大きい物ではない。小茄子くらいの大きさだろうか。とにかくオヤジ殿は縁起の良いものが手に入ったわいとひどく喜んでいた。骨董屋さんに売れ売れと言われても決して手放さなかった。売れば自分の運も逃げて行くと思ったのだろうか。

 

 まあ俗に言う、つぶしにすれば銀の目方で2kgくらいだろうから大してお金になる物ではない。だけど大黒様に鋳て有るという所がミソだ。別に芸術品でも何でも無い代物だが私もこの大黒様は気に入っていた。

 

 しかしオヤジ殿が残してくれて家を改築してからもちゃんと保管しているのを確認しているのに、いつの間にか見当たらなくなってしまった。まさか大黒様に愛想を尽かされて逃げ出されたんでは無かろうと思うが。(笑)

 

 この大黒様がオヤジ殿の形見と言えば形見だ。何せオヤジ殿は風呂へ入る時と寝る時以外は肌身離さず身につけていたのだから。だから何とかして見つけ出さないと、とんだ親不孝者になってしまう。オヤジ殿の保管の仕方というのはひどかったが、場所をちゃんと決めていたから、置き忘れると言う事が無かった。所が私はしょっちゅう置き場所を変える。どうもこれがいけないようだ。

 

 大黒様を見当たらなくしてからと言うものどうも懐具合が芳しくない? 福の神を早く探さなくてはオイラは身の破滅じゃ~。あ、泥棒さん、銀の大黒様がウチにあるからと言って我が家へは来ないでね。