すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

女性とオーディオ

 最近友人からミシンの入札を頼まれることが多い。友人は男性だが何もミシンを扱うのは女性に限ったことではないと言うことの好例であろう。プロの現場では結構男性もミシンを操っている。今や何でもこれは男性、あれは女性が受け持つ分野だという決まりは無いのであろう。誠に宜しい傾向である。

 

 しかし、ことオーディオという趣味になると途端に女性の数は少なくなる。音楽に従事している人を考えればその比は5:5、いや、寧ろ女性の方が多いのではないかと思われるし、音楽会に来ている人を見ても決して男性の数に引けを取っているとは思われない。

 

 にもかかわらず、どうしてこんなにオーディオを趣味とする女性が少ないのか。オーディオ新製品発表会や、オーディフェアの会場では圧倒的に男性が占める。まあ、女性は他に衣服や美容などにお金がかかるので、そこまでお金を回せないのか、もしオーディオに費やしたとしてもそこそこの音で鳴れば良いと思っているのかも知れない。

 

 無理もない。男の趣味は限りなくエスカレートしやすい。オーディオ雑誌などを見るとそのオーディオルームや装置にン千万円掛けたんじゃないかと思われるような記事を見かける。たかが音楽再生にここまで女性の方はつぎ込まないだろう。恐らくもっと有意義なものに使うに違いない。いや、アタシャ何もオーディオが有意義でないなんて言うつもりは有りませんよ。

 

 ただ女性の方は概して現実的だから「音」などと目に見えない物に巨額を投資する気になれないんでしょうな。しかも音楽を聴くという行為は明らかにみんなの為と言うより個人の嗜好だ。これに巨費を投ずるのだから、女性の方から見れば開いた口がふさがらないに違いない。

 

 恐らくオーディオを趣味としている方の奥様は皆大変理解が有り、且つ忍耐のある方に違いないと想像する。(笑)まあ、オーディオが夫婦共通の趣味であれば何ら問題ないのですが、大抵はそうでないところに大いに問題が有る。

 

 つまり何が言いたいかというと、旦那が自分の小遣いの範囲でこのオーディオをやっているなら波風は立たない訳ですが、大抵趣味が高じてくると、財務省に特別お伺いというのを立てる。最初は門前払いを食わせていても、余りにしつこくお願いされる物だから根負けして要求に応えると言うことが起きてくる訳ですな。

 

 まあ、これが一度ならまだいいのですが、オーディオという奴は困ったもので耳が慣れたり、他人様の音を聴いたりするとグレードアップと言う奴をしたくなるものです。そこでまたまた財務省詣でが始まるという寸法で・・・。

 

 そこで旦那がオーディオなんかをやっていると、どうしても経済面で摩擦が生じると言うことなのです。で、これを防止するには奥方もオーディオ好きにすることでありますな。そうすれば摩擦は解消して、目出度し、目出度し。

 

 え、どうやってオーディオ好きにするかですって? まあ精々奥方の好きな服や、食事をサービスしてあげて鼻薬を嗅がせることですな。え、そんな金があればオーディオに使っているって? ご尤も。