朝ピンポ～ンとチャイムが鳴ったので出てみると近くの保育園の先生が立っていた。果て何か用かなと伺うと、我が町内の持ち主不在の家の裏の軒下にスズメバチが大きな巣を作っているという。で、何でもお隣の団地の方が刺されたという。あらま、大変だべ。
実はこの家は私の高校時代の同級生の方の実家なのだが、お父さんは既に亡くなっていて、お母さんは高齢な為現在介護施設に入居していて空き家になっているのだ。とは言え彼女は中々しっかりしていて庭を荒れ放題にするようなことはしない。年に1回市バー人材センターに頼んで手入れをして貰っているのだ。しかしそのシルバー人材センターの方々も裏の二階の軒下にスズメバチが巣くっていようとは思わなかっただろう。
それはともかく保育園児さん達が散歩をする通り道の側に家が有るので何とかしなくてはなるまい。で、私のスマホに彼女の電話番号が登録してあったかどうか調べてみたが、残念ながら無かった。さあ、弱った。どうやって連絡を付けるべえ。家の電話帳に書いてなかったか見てみたが、やはり記載されてない。
おお、そうだ。高校の還暦同期会をやった時の名簿が有った。これに電話番号が載っていれば･･･。電話番号が見つかったので早速電話したが誰も出ない。う～む、昼間だからなあ。しょうがないから夜になってからまたしたが、同じように誰も電話に出なかった。ウー、どうなっとるんじゃい。夜なら誰かいると思ったのに。
彼女とはコロナ禍以前に彼女から電話をしてきて、喫茶店開店を目指している自分の息子に我が家のオーディオ装置を聞かせてやって欲しいと頼まれたことが有る。うっかりしたなあ。あの時携帯の電話番号を訊いていれば良かったのに。
もし連絡が付かなくても放っておく訳には行かない。現に既に一人犠牲者が出ているのだから。まあ、最悪連絡がつかなかったら市役所に掛け合ってみよう。何とかなるかも知れん。それにしても空き家は色んな事が起きますな。
