すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

左利き用の道具

 今ではかなり左利きの人用の道具も発売されているが、それでも大部分は右利き用になっている。一体日本人における左利きの人の割合はどれ位なのか調べてみた。すると約11%だそうな。これを世界でみると約10%、アメリカ辺りは約1.8%だと言う。アメリカ人の左利きの割合が少ないのは意外だったが、左利きの人は右脳を良く使っているんだそうな。

 

 まあ、それはともかく約1割の人が左利きなのだから1割は左利き用の製品が出ていても不思議ではないのだが実際はほとんど無いに等しかろう。何故か? 左利き用の製品を作るとなれば部品配置がまるで正反対になるし、(オイラは真逆なんてえ言葉は絶対使わねえぞ)金型も2種類必要になってくるから当然割高になるからである。

 

 例えばカメラだ。シャッターボタンはどのカメラも判で押したように右側配置になっている。これは左手でカメラを支え、右手、即ち利き腕でシャッターボタンを押すようになっている。左利き用のカメラが出ていたら教えて欲しいものだ。まあ、ボタンを押す程度のものなら然程右でも左でも大した違いな無いと思うが、ある程度利き腕を使う物ならこれは結構使い勝手に差が出てくる。

 

 例えばパソコンで使うマウス。これは右利きの人が掴みやすいように出来ている。だからこれを左手で掴んだらかなり持ちにくいし、操作しづらい。もっとも昔は左右対称の形になっていたのでどちら利きでも困らなかったのだが。だから左利きの人は恐らく左右対称形のマウスを使っていることと思う。

 

 もっとも左利きの人の対応力は凄くて右利き用であってもそれなりに使いこなしているのには恐れ入る。道具の話ではないから恐縮だが、昔、私が家庭教師をしていた時、生徒さんに左利きの女の子がいた。彼女は器用に英文を筆記体ですらすらと書くのである。皆さんご存じのように英語の筆記体は右に傾いている。おまけに左から右へ書くようになっているからどうしたって左利きの人には書きにくいはずなのだ。それを彼女はいとも簡単にそれも結構なスピードで書くのだ。これには恐れ入った。左利きの人の適応力の高さを示すものだと思う。

 

 しかしまあ、いくら左利きの人が適応力が高いからと言って左利き用の道具が丸っきり無くていい筈はあるまい。少しコスト高になってもメーカーは左利き用の道具をもっと作ってくれてもいいのではないか。最近テレビで良く左利きのタレントの方を見るようになってから余計にそう思うのだ。

 

それにしても左利きなのに上手に書くねえ