すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

雛はいた

 えー、表題は「雛吐いた」ではなく「雛は いた」ですからお間違えの無いように、念のため。(当たり前だろ。そんな事考えるのアンタだけだよ)

 

 んで朝ウーさんが我が家に遊びに来た時車の陰で何か見つけたらしく私に

「すかんぴんさん、大変、大変。大変だから早く来て」

と言う。何事かと思って行って見たら車の脇に鳥の雛が蹲っているではないか。あ? ひょっとしてこれは巣箱から落ちた雛か? 真っ先にそう思った。事実それを裏付けるように車庫の屋根には例のヤマガラが来ていてチチイ、チイチイと騒がしく鳴いていた。餌をやろうとしているようなので取り敢えずその場を離れた。

 

 

 私は医者へ行く時間が来たので車を出さなければならないので車庫を開けようとしたら、奴さん、車庫前に移動してきているではないか。あんらー、お前さん、アンヨを怪我しているようだったのに大丈夫だったのね。まあ、ここで巣箱に戻せばよかったんだけど親がどこからか見ていてはうまくないので医者へ行って来てから処置を考える事にした。

 

 それにしてもいつの間にか卵を産んでちゃんと孵してこんなに育っていたのね。ちーとも知らんかったぞよ。でも普通ヤマガラは3個くらい卵を産むんだけど、他のはどうなったのかな。日本と同じでヤマガラ少子高齢化したのかな。(アホ!)う~む、そうすると昨年もちゃんと孵化してオイラ達の知らないうちに巣立ったのかも知れない。クッソー、御礼の一言も言わないで立ち去ってしまうとはなんちゅう礼儀知らずだ。

 

 で、帰って来たら車庫へ車を入れる際ひき殺しても可哀想なので、一旦車から降りて確認したが辺りには全く見当たりませんでした。人が折角巣箱へ戻してやろうとしたのに何処へ行ってしまったんだ? ところで家の窓は閉めていったから暑くてしょうがない。再び窓という窓を開け放とうと和室のサッシを開けたら、何と雛君が濡れ縁に鎮座しているでは有りませんか。

 

 

 

 このしらっぱくれめ。こんな所にいたのか。それにしても車庫前から良くここまで移動したな。それにこの濡れ縁は高さも有るのに良く上がったものだ。あ? 口をパクパクさせている。お腹が減ったのかな。まあ、虫が一番いいんだろうが生憎そんな物有りゃせん。取り敢えず米粒や蟻さんを与えたが食べるはずも無い。大体親からしか受け取らないだろう。こちらをじっと見つめている所を見ると目はしっかり見えるらしい。それにかなり育ってきているので巣立ちまでもうちょっとだったのかも知れない。

 

 捕まえて巣箱に返そうと手を差し伸べると羽ばたいて何処かへ行ってしまった。へえ~、少しは羽ばたけるんだ。道理で車庫前からここへ移動できたはずだ。それにしても弱ったなあ。親鳥も餌を咥えて雛に呼びかけてこの辺りをウロチョロしている。早く見つけて何とかしなければ。

 

 一旦家の中へ戻り、再び探しに出掛けると冬囲いや添え木に使っている竹竿の辺りにちょこんと座っていました。おお、そこなら他の動物に襲われる心配も少ないからそこでじっとしておれ。そうすりゃ飛べるようになるまで母ちゃんが面倒見てくれるかも知れん。

 

 

 で、考えあぐねた末そのままにしておいた。後は母ちゃん殿、宜しく頼みましたぞと引き上げた。でもやはり気になるので後で行ってみたらもぬけの殻。何処へ行ってしまったんだべ。母ちゃん鳥の鳴き声もピッタリと止んでしまった。う~む大形の鳥に補食されてしまったか。親に見放されてしまったか、思えば不憫な奴じゃったわい。これというのも巣をかけたかどうかハッキリしない怪しげな行動を取るからじゃ。まあ、これに懲りて来年からは転落防止に巣箱の下に受け皿みたいな物を設置しなくてはなるまい。もしあちらへ行ってしまったのならお経の一つでも唱えてやろう。エー、なんまんだぶ。