私の足は親指の次の指（亡きお袋は足の指で人を指さすものではないから親指の次の指と言いなさいと私に教えていた）が親指より長い。これは親より出世する指だとか言って幼い私を喜ばせてはくれたが、うちはどちらかというと貧乏世帯に属したので、出世するって言っても大したことないじゃないとちゃう？（笑）
ともあれ便宜上人差し指と呼ばせて貰うが、この指が長いため別に得した事など一度も有りゃしまへんでしたがな。どちらかというと具合が悪い事ばかり。例えば靴を買う時など普通の方は親指の長さに合わせればいいが、私は人差し指のサイズに遭わせなければならない。このため一つ上のサイズが必要になる。今でこそ身長も足のサイズも縮んだが、私は最高29cmのランニングシューズを使った事が有る。
ところがこの28~29cmと言うサイズは余りスポーツ品店や靴屋さんに置いていない事が多い。このためどうしても必要になると取り寄せと言う事になってしまう。26～27cmのサイズのものは結構安売りになっている事が多いが、置いてないサイズのものがバーゲンセールになる筈も無い。そういう訳で何時も私は高いものを買わざるを得なかったのである。（涙）
またフルマラソンや登山をした後では指が押されたのか､必ず出血していて爪が黒くなって浮いていた。だから私の親指の爪は生え替わりが激しい。ところで新しく爪が生えてきたならば古い爪は取ってしまった方がいいのだが、無理に取ると痛いので、横着してある程度新しい爪が生えそろって古い爪を取っても痛くな頃に摂る事にしていた。
ところが古い爪を残しておいたため、新しい爪が上の方向に伸びて、これが何かにつけて引っかかりやすいので有る。今朝も靴下をはいたら案の定指先が靴下に引っかかって浮いた爪が痛い。だからテーピングのテープを巻き付け、固定しておいた。
だから最近は左右の人差し指とも浮いた感じになっているから、日常靴下はなるべく履かないようにしている。まあ、夏で暑いせいもあるんだけど。（笑）まあ、一応親よりは確かに出世したようだけど、それは時代のせいもあるだろう。親は二人とも私のように人差し指は長くはなかったから、ひょっとして母方の祖父に似たのかも知れぬ。祖父は私が生まれた時はもう亡くなっていたので、確かめる術は無いが、もしそうだとしたら余計な所を似てしまったなあと嘆息するのである。
こんなアンヨに誰がした？
