すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

熊の出没

 全国的に熊の出没が相次いでいる。何でも今年はブナの実が少ないので人家の近くにまで頻繁に餌を求めて現れるようになった。被害が無ければまだいいのだが今シーズンは殺されると言った事例も有ったから怖い。うちの団地はまだ山続きになっていないからいいが、そうでない所は油断出来ない。

 

 で、偶然にも昨日、今日と私がキノコ採りに出掛けることを知っている友人二人があまり奥の山に行かないようにと警告してくれた。確かに以前は結構山の奥までキノコ採りに騒いだことも有る。しかし今年は夏の猛暑のせいかキノコの出はすこぶる悪い。山を闇雲に歩いたってこれが中々当たらないのだ。だから遠くへ出掛けるのは「骨折り損のくたびれ儲け」だから止めている。

 

 まあ、近くなら雑きのこしか採れないが、もう今年は半ば諦めているので採れただけ儲けとしている。(笑)だから間違ったって熊さんに遇うような所で採っていないから皆さんご安心を。(笑)しかしこんなに頻繁に熊が出るようでは困ったものだ。安心して外に出られない。振り返ったら熊がいたなんてケースがちょくちょく有るから怖い。

 

 斯く言う私も昔お山へ登に行った際、熊さんに出会ったことが有る。北アルプス笠ヶ岳へ登りに行った時で、出発地の西穂穂高温泉を出発してまだ間もない時、50メートルほど先の所を3頭ほどの小熊が道を横断して川の方へ降りていった。親熊がいると拙いので少し立ち止まって様子を見ていたが、幸い親熊は小熊の先に川の方へ降りていったらしく出会わずにすんだ。

 

 まあ、こんな風に前方に見かけるのはまだ何とか対処出来るからいいが、先に述べたように後ろに忍び寄られていきなりガブリでは対処のしようが無い。くわばら、くわばら。こうなると山伝いに有る家は家の周りに電気柵でも回しておかなければおちおちと寝られたものではない。やれやれ、エライ時代になりましたなあ。

 

 まあ、熊の出没は確かにブナの実の不作も有るが、里山という環境が無くなってきているのにも大きな原因があろう。過疎化でそこに住む人達が少なくなったため、直接町にまで熊の姿が見られるようになった。農村の過疎化は生態系にも大きな影響を及ぼしているようだ。まあ、熊を駆除したり、単に山へ追い返すだけでいいのか、抜本的な解決策が望まれる。

 

振り返ったらいたなんてのは嫌だよ~ん。