すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

安い方がいい?

 今日黒四ダムのお土産を持って行きがてらヨーさんの所へ遊びに行ったら、面白いものを聴かせて貰った。それは一つはオルトフォンの確か2M REDと言うSPUシリーズから比べればずっと安いカートリッジだったが、このカートリッジの外装を外したものだった。このカートリッジの音が凄かった。音の力感は凄いし、解像度は有るしでバッチリジャズに合う。

 

 これがあのカートリッジかと思わず言ってしまった。確かに悪いカートリッジでは無かったがSPUなんかに比べると面白いカートリッジでは無かった。それがどうだ。外装を取るとここまで良く鳴るとは。尤もヨーさんに言わせると外装を外したので磁石が何かをくっつける恐れがあるのでその時コイルを伐らねばならないように注意が必要とのこと。

 

 なるほど。しかし考えて見ると大沢式カートリッジも外装なんて物は有りゃしない。大沢カートリッジからヒントを得てヨーさんが我々のために作ってくれたMCカートリッジも当然そうだ。ところがこれがややハイ上がりなものの音の切れ込みは良く解像度はいいのだ。アマチュア作品でこうなのだからプロが作った製品なら尚更のことであろう。

 

 で、先述の如くの音になった訳だ。アー、でも決してくれぐれも真似をしないように。お高いカートリッジを壊す羽目になってもわしゃ知らんかんね。(笑)

 

 そしてもう一つはプリアンプに使う部品のオペアンプである。ヨーさんが最近作ったプリアンプにはなるべく新しいそこそこのお値段のものを使って来た。ところがこの間ネットで手に入れた1個70円のオペアンプ。これはもはや旧型なのであるが、これを使って作ったアンプは真に昔のレコードに良く合って変にキンキンしたりしないのだ。確かに新しい物は周波数特性は広くなるもののどうにも高域がキン付く場合がある。しかしこのオペアンプは1950年代録音のレコードなんぞを再生すると真に上手く再生するのだ。

 

 これも安い部品の方がイイ音を出す。(笑)確かにオーディオは金なのだが、こうなると一概に金額が高い製品がいいとはならないのが面白い所だ。やはりその時代の録音に合った製品や部品を選ぶのが良いのだろう。こうなると果たしてオーディオは進歩しているのかと言いたくなるが、これだからオーディオは面白いので有る。

 

オルトフォン 2M REDカートリッジ