すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

南魚沼市へ工事視察

 昨日は南魚沼市で行われている工事現場2箇所の視察に行ってきた。これは投資もバイパス工事を行っている事から参考にと言う事で柏崎バイパスに近い町内会長などに声が掛けられて視察となった。うちの町内なんてさして近いとも思われないんだけど、何故か毎回お声が掛かるんだよねえ。(笑)

 

 さてまずは南魚沼市浦佐バイパス工事から。目下の急は魚野川に掛ける新浦佐大橋の工事です。この浦佐バイパスは災害時などにおける道路の確保を目的として緊急医療搬送に役立てられるとの事です。河川をある程度堰き止めて行う訳ですから、水量の少なくなるこの時期に橋脚などを完成させなければなりません。これから冬に向かうのですから中々大変な工事です。

 

 また反対側の浦佐駅側を見てみると新幹線と在来線の上越線が通っており、新しいバイパスは上越線の上を通り、新幹線の下を通るという中々アクロバティックな工事になりそうです。(笑)  この辺りは高速道路、線路など様々な交通機関が通っており、そこに新しく道を通すのはこれまた大変だなと痛感させられました。

 

市役所大和庁舎裏の魚野川に掛かる橋梁工事を視察です。後の山は左が越後駒ヶ岳、右が八海山です。

 

 さて昼食を済ませ、今度は六日町インターチェンジ近くに有る工事現場に向かいます。ここは以前から工事をしていたのは知ってはいたのですが、一体何の工事をしているか分かりませんでした。でも今日の視察でそれが判明しました。

 

 六日町と上越市を結ぶ全長60kmの自動車専用道路は既に八箇峠など一部が完成していますが、この工事は起点に当たる六日町インターチェンジと専用道路を結ぶ工事だったのです。今工事している所は元々有る道路の高速道路下のガードのちょうど隣地点になります。ここにトンネルを掘るような形で行います。

 

 まあ、高速道路を建設する時、今の専用道路を作る計画が分かっていれば、予めガードを作っておくだけで大した工事にはならなかったのですが、高速道が完成した後トンエルを通すというのは中々難工事なのだそうです。

 

 と言うのも工事期間中まさか高速道を通行禁止には出来ませんし、道路地盤が下がるなどの不慮の事故で交通止めになっても困るから、交通の支障の無いように行わなければならないからです。僅か60m程なのですが慎重に工事を進めているのが痛いほど分かりました。

 

高速道路の下にトンネルを掘ります。

 

この僅か縦横1m、長さ3メートルの鉄の角形の筒を穴を掘る場所に宛がい、この中に入って人力で穴を掘ります。私も入ってみましたが、削岩機などを使わない限り、思うように動けません。またこの夏の猛暑下で作業した訳ですから、さぞ大変だったと思います。

 

反対側から見るとこうなっています。先ほどのパイプが3列もう道路下に突き刺さっています。上の鉄板はパイプの滑りを良くするために重ねてあるとも事です。

 

 以上これらの土木工事を見ていると難儀で危険と隣り合わせの仕事で、こう言う仕事に関わっている方達のお陰で我々は道路通行で楽をさせて戴いているなとひしひしと感じました。怪我無く工事を完成させられる事を祈って帰路につきました。