すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

安オペよ、許せ

 エー、今日も午後から時間が空いたので久し振りに長い距離を散歩しました。5キロ以上歩いただろうか。少し冷えてきたので帰宅した後暖かいコーヒーを飲み、エアコンを入れ、マッサージ機に掛かり腰を伸ばしました。ふう、やっと人心地が付いた。

 

 まだ晩ご飯まで時間があるので本日も新しいオペアンプに替えたプリアンプを使って音楽を聴きます。まずはCDで。アルバムはアート・ペッパーの代表作「Meets The Rythm Section」。実はこのアルバムを選んだのは初期のステレオで中抜けステレオだから音がハッキリと左右に分かれて聞こえるからだ。新しいオペアンプがどうにもセパレーションが悪いから、まずはCDをかけてその差を確かめようというのだ。

 

 これはイコライザーアンプを通していないからハッキリと音が左右に分かれた。しかし何だかペッパーのサックスの音が陰っているというか、もやついた様な感じで今ひとつ冴えが無い。やはり安物のCDプレイヤーではボロが出てしまうのか。ま、しょうがないか。(笑) さて今度はLPだが例によって音がやや片側に寄る。トミー・フラナガンのレコードを掛けた時はやや左に寄り、楽器の定位が定まらず、楽器があちこちに移動していた。

 

 同様にこのアルバムもサックスや、ベース、ドラムスなどがフラフラしていて落ち着かない。と、突然この時天啓を受けた如く思い出した。これ、逆相になっている!道理でステレオ感もおかしいし、音像はフラフラするし、楽器の音自体も今ひとつ冴えないところが有る。

 

 そうだ、そうだった。プリアンプへのフォノ入力は通常とは右、左、逆にしなければならなかったんだ。と言うのも実は今使っているオルトフォンのアームにピンジャックを接続する際、どうやら左右を間違えて付けたらしいのだ。そのため以前音がおかしいなと感じたとき、逆相だと判断し、以来フォノ入力の所は左右逆にしていたので有る。

 

 まあ、オペアンプを入れ替えて貰う際、私がピンジャックを引っこ抜けば思い出したのかも知れないが、生憎この時は製作者のヨーさんが引っこ抜いたため、気が付かなかったのだ。だからフォノ入力をまともに正しく付けたために逆相になってしまったのだ。

 

 さてちゃんと付け替えて聴いてみると綺麗に左右に分かれるし、音像のふらつきも無い。音もクリアーになっている。素晴らしい音です。あー、もうCDとは音が違いすぎてCDなんぞ聴く気になれん。(笑) 試しに昨日欠けたトミフラのレコードを掛けてみると、ちゃんと再生される~。まあ、当たり前と言えば当たり前ですが。(笑)

 

 いやあ、悪かったな安オペ君。ステレオにならんのはお値段が安いからだなんて文句を言っちゃって。すまん、許せ、君に罪は無い。(当たり前だ、おう、この落とし前はどうつけてくれるんでえ。――by安オペ)いやあ、悪かった。その代わり当分君を使い続けるから、それで勘弁してちょ。

 

 まあ、「七度探して人を疑え」という言葉が有るが、まさしく今回がそれですな。己の使い方が悪いのを棚に上げてすっかり安物オペアンプのせいにしちまった。しかし今回のドタバタでチャンデバの調整をやり直して見違えるような(聞き違えるようなと言うべきか?)音になったのも怪我の功名である。禍転じて福と成すとはこの事だあ。(そうやって直ぐに誤魔化すんだから)