すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

針の太さ

 アナログ・オーディオとデジタル・オーディオの違いは何かと問われれば、結局メディアがデジタルかアナログかになるだろう。代表的な物がそれぞれレコードとCDだ。これを再生する機械は方やアナログ・プレイヤー、方やCDプレイヤーという事になる。結局その違いだけなのだが、アナログの場合ターン・テーブルは言うに及ばず、カートリッジやトー・アームと言った物も加わってくるから中々複雑である。

 

 中でもカートリッジはスピーカーの原理と逆を行っているだけなのでスピーカーと同じように色んな個性がある。最近色々カートリッジを買っているのは自分の持っているレコードを少しでも上手く再生してくれる物を探しているからだ。

 

 さてそれで最近気になっているのが針の太さだ。普通ステレオ針は0.5ミクロンだとか0.7ミクロンの針が使用される。中には0.3ミクロンなんてのも有るようだが一体どれがステレオ再生にはふさわしいのか中々難しい。結局自分の音の好みで選ぶしか無いのだろうが、私が今気にしているのはモノラル盤に使うカートリッジの針の太さはどれ位が良いのか大いに迷っている。

 

 どうも色々調べてみるとオリジナルモノラル盤なんかは1ミルの針が良さそうだが、私が持っているモノ盤は大抵が再発盤で恐らく全部がステレオ・カッターで刻んだ物で有ろう。そもそもオリジナルモノ盤と再発盤とでは溝の幅は同じなのか?そこがまず分からないがステレオ・カッターで刻まれたモノ盤はステレオ針で再生した方がいいとは良く言われる事で有る。

 

 するとGEのバリレラ型カートリッジの針などは大抵モノラル用は1ミクロンだから、この再発盤には使用しない方がいいのか。それはステレオ針が出現する以前のカ-トリッジには皆言えることだが。ただ自分で実際実験してみると再発盤はやはりステレオ針再生の方が歪みが少ないような気がするのだ。逆にオリジナルモノ盤をモノラル針で掛けると再発盤を再生した時より音の厚みと力感が感じられる。またS/N比も良くなるようだ。

 

 こうしてみると針の太さはレコード再生の場合重要なポイントとなる様に思う。近々3ミルのSP針が手に入るから、それでSP盤を聴くのもまた楽しみで有る。まあ、盤によっていちいち針を換えるのは面倒ではあるが、面倒だからこそアナログ・オーディオの楽しみが有るのでは無いかと思う。