すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

犬を飼う

家を建て直したら友人から犬を飼わないかと言われた。何でか判らないが多分私が未だに独身で話し相手?かボケ防止にとも思ったのかもしれない。正直、私も犬を飼ってみようかなと思ったことは何度もあるし、学生時代の一時期飼ったこともあった。(散歩の途中で行方不明)だから決して犬を飼うことに関心が無い訳ではないのだ。そもそも私は猫と犬を比べたらどちらが好きかと聞かれたら迷わず犬と答えるほどの犬派である。それは犬の方が喜怒哀楽を素直に表すからだ。猫というやつはどうも何を考えているか判らないし自己中心的なところがある。私がまだ幼い頃我が家では猫を飼っていた。利口な猫でよく私の子守をしたとのこと。(ほんとかいな)この恩義ある?猫なのにやっぱり私は飼うのは嫌なのだ。よく犬は人に付き、猫は家に付くと言われる。つまり可愛がっても猫は張り合いがないのだ。とまあ猫批判はこのくらいにして犬を飼うんだったらどんな種類がいいか?昔は丈夫で長持ちの雑種がいいとされてきた。それが近年では犬を飼っているお家では雑種を飼っている割合の方が少ないのではないかと思われるほど雑種を見かけなくなった。私の家の近所でもスピッツ(最近飼っている家は珍しい)、パピヨンウェルシュコーギー、一頃流行ったシベリアン・ハスキー、柴、フレンチ・ブルドッグ、パグ、ビーグル、ポメラニアンダックスフンドラブラドール・レトリバーと枚挙にいとまがない。こんなお高い血統書付きのお犬様を飼えるようになったのだから日本人は確かにお金持ちになったのだろう。かく言う私も昔は雑種派だったがどうせ飼うのだったらミニチュア・ピンシャーフレンチ・ブルドッグあたりがいいな、などと贅沢を言うようになった。だがここで最大の問題がある。それは買う金がないということだ。安いのでも何万円もする。まあそれでも頑張って買えたとしよう。次の問題は餌代や病気になった時の医者代などいわゆる維持費だ。考えてみれば購入費よりこちらの方が問題である。最近ではお犬様の方が人間様よりうまそうなものを食べている。けしからん。次の問題は私の性格の問題だ。このブログでも度々書いているように私は面倒くさがリ屋だから、散歩をさせたり、躾たり、遊んでやったりといったことがちゃんとできるか甚だ怪しい。飼った以上世話をできなければその犬が不幸だ。旅行や用事で家を空ける時に一匹で留守番をさせ寂しい思いをさせるのも忍びない。またインコなども飼ったことがあるが生き物の死を見るのは辛い。こんな訳で結局犬を飼うのに二の足を踏んでしまうのである。
 それでも犬は嫌いではないので散歩のついでに我が家に立ち寄る近所の犬をつい相手にしてしまう。(ちなみに私はどういう訳か牝犬にモテる。)その度に犬を飼おうかな、飼いたいなーとつい思ってしまうのだ。そしてその後現実に引き戻されてしまう。結局私はよく行くスクラップ屋さんの古本置き場で見つけた「世界の犬図鑑」と言う本を眺めてこんな犬がいい、あれも可愛いなどと犬を飼っている自分を想像するだけで満足してしまうのだった。

 写真:「世界の犬図鑑」