すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

骨董品

テレビでなんでも鑑定団を見ていたらそう言えば我が家に骨董品なんてあったっけ?と考えた。忘父は古銭集めをしていたがこれは好きというより投資対象だったようだ。その証拠に価値のあった明治二年の一圓銀貨など良い値がつくとあっさり売ってしまっている。ほかの骨董品というと銅器があるがこれなどもあまり手入れがよくないためさしたる価値もない。しかし父が決して道具屋さんに売らなかったのが銀の大黒さんである。これは卵を二回りほど小さくしたものでなんでも鉄屑の中から見つけたものだそうである。何に使われたものか良くはわからない。根付にするには紐を通すところがないし、第一銀製なのでぶら下げるには重すぎる。まあしかしこれは銀製というだけで芸術的価値は全くない。そして陶器としては一輪挿しがあったのだが、先の中越沖地震で割れてしまった。とは言えこれも価値は一万円もしないだろう。その他昔は刀の鍔などもあったのだが皆道具屋さんに売ってしまって今は手元にない。大体父は骨董品や美術品として愛でるというよりも利殖が頭にあったのだ。まあ我が家はチョービンボーだったから無理もないのだが、そのスケベ根性のためにたまに失敗もしている。その他古い本などは家を解体する前に友人にあげたりしているのでこれも今はない。
 という訳でテレビで骨董品を見るに付け、つくづく我が家は縁がないと思うのであった。ああ、一品五百万円もする骨董品が出てこないかなあ!(絶対ありえん!)