すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

片仮名英語止めてくれない?

 先頃朝のNHKの番組を見ていたらパワハラについての話題が取り上げられていた。しかしのっけから“パワハラ”と言う言葉を使うのは如何なものかと思った。ちゃんとパワー・ハラスメントと略さないで言うべきだろう。いや、そもそも私はわざわざこの片仮名英語を使うのが気に入らない。職場における(上司、先輩による)嫌がらせ、いじめと何故言えないのか。視聴者は皆理解しているとでも言うのだろうか?無論、報道の中身を見ていればある程度は想像がつくし、理解も出来るだろう。だからといってわざわざ片仮名英語を使う必要はないはずだ。テレビを見るのは若者言葉、片仮名英語を理解出来る者達ばかりと考えているのではないか?冗談じゃない。日本は高齢化社会の筈だ。それこそお年寄り達のテレビを見る時間は少なくない。その老人達に対していきなり何の説明もなく“パワハラ”等という略語を何度も何度も使って良いものだろうか。何が「お年寄りに優しい社会を」だ。全然優しくないではないか。大体マスコミはやたらと横文字まがいを使いすぎる。“ドメスティック・バイオレンス”略してDVと言うらしいが、何故「家庭内暴力」と言わないのだ。この方が簡単だしわかりやすい。DVとかAVとかDVDだとか同じ様な略語が氾濫して我々だってややこしい。何かにつけて横文字や、片仮名英語の使用はなるべく控えようと言う話は過去に何度も取り上げられたはずだ。それが改善するどころか反ってひどくなっている。しかも天下のNHKがお先棒を担いでいるのである。もはや何をか言わんやである。
 私は英語は自分も勉強しているから嫌いではない。しかしこうも会話の中に横文字が氾濫する様では困る。ここは一体日本なのか?その片仮名英語も本来の英語の意味からかけ離れたものや、省略して英米人さえわからないものになっている。横文字や、片仮名英語、省略語の氾濫は何故なのだろうか?横文字を並べると格好いいと思っているのだろうか。確かに言葉は時代と共に変わるものだ。だが同時に失ってならぬものもあるはずだ。マスコミは前にも書いた様に大衆を啓蒙するという大事な役割がある。平易な言葉で老若男女だれにでもわかりやすく説明して戴きたいものだ。日本には日本の美しい言葉がある。いたずらに横文字にかぶれるなと警鐘を鳴らしたい。(おおっ、素晴らしい。パチパチパチ・・・・・誰もしてくれないから自分で拍手しようっと)