すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

ええかげんにせ〜よ(辛抱強く読んでくだせ〜)

 今日は久し振りに服を買いに行った。私は“洋服の○山”のカード会員になっているので年間会員料を取られる代わりとして商品券が送られてくる。ちまちま使うのは面倒なので今年は2年分を一挙に使おうと店に出向いた。さて何を買おうかと思ったが大分ジャケットがくたびれてきたのでそれを買う事にした。しかし暫く買わない内にえらく値段が高くなっているなあ。私は前の仕事柄ブレザーなんてものは余り必要としていない。従っていつも着る物はカジュアルな服が多いがたまには買わなくちゃ。金もあんまり無いし商品券の額をあんまりオーバーしても困る。それにしてもあんまり気に入った物が無いなあ、等と思いながら探して少し地味だがまあこれならいいだろうと決定しようとしたのだが何とLサイズが無い。折良く女の子の店員が近付いてきて
 「何かご希望の物は有りますか?」
と尋ねるので
 「うん、これのLサイズの物は無いですか?」
と訊くと
 「ここには無い様なのでお取り寄せ致しましょうか?」
 「価格は同じ?」
 「少々、お待ち下さい、訊いて参ります。」
やがて
 「ええ、同じでございます」
 「じゃあ、取り寄せでいいからお願い致します」
 「お客様、着て合わせて御覧になりましたか?」
と言うので別に着てみなくとも大丈夫と思ったが折角勧めてくれるのだから色違いのを着てみた。ぴったりである。これであっさり買い物は終わり。ところがここからがいけなかった。その店員はこちらにお座り戴いてお待ち下さいという。彼女は現場主任と思しき男の店員と話している。私はレジの近くの椅子に腰掛けて待った。暫くすると
 「お客様、メンバーズカードはお持ちですか?」
 「有りますよ。はい、どうぞ。それからクレジット決済は嫌なので現金にしてね。それからこれ商品券だからこれを使って。」
私は懐から商品券2枚を出して手渡す。相手は何やら伝票に書いている。暫くしてその伝票を私の所へ持って来て名前を書いてくれと言う。そして再びレジの所へ帰って計算をしている風だった。
 「お客様、当店のメンバーですので5%引きになります」
 (あっ、そ。どうでもいいけど早くしてね。大分待っているんだから。)
 「お客様、お直しや、ネーム入れはなさいますか?」
 「直しはしないでいいからネーム入れはお願いします。」
また相手は主任?相手に何か相談しながら計算している。
 「お客様、お待たせ致しました。後、これだけお支払い下さい。」
 「あ、そうですか。はいどうぞ」
私は商品券の額をオーバーした分だけ現金で払う。あー、やれやれ、やっと終わったかと思うと件の女子店員はまた私の所へやって来て
 「申し訳ございません。5%引きは商品券の方には適用できませんので後これだけお支払い下さい。」
 「あ、そうなの?(そんなの別にこっちが商品券の分まで5%引きを適用してくれと言った訳じゃ無し。そっちが勝手に間違ったんだろ。)はい、それじゃこれどうぞ。」
と私はうわべは嫌な顔をしないでまた財布を取り出して差額を払った。一体服を買ってからもうどれ位時間が経っている?
 「お待たせして申し訳ございません。宜しかったらお茶をどうぞ。」
 「あ、どーも。(お茶なんて入れてこないでいいから早くしてよ!イライラ・・・)」
私はやれやれエライ店員に当っちまったなと思ったが辛抱強く待った。待っている間に偶然私の家を建ててくれた工務店の大工さんとお店で出会い色々と話をしたりした。それにしても手間取るなあ。
 「お客様、大変申し訳ございません。後これだけお支払い下さい。」
 「(ええー、またあー?何を計算してるの。頭悪いんとちゃう?大体何でこんなに時間が掛るんだ?たかが服一着買うのに。)あ、そ。はい、どうぞ。計算書だけはしっかり書いてね。」
私は内心ははらわたが煮えくりかえると言うより何だか阿呆らしくなってきた。全く仮に昨年入社した新入社員だとしても余りにお粗末じゃないか?小学生だってこれよりましだよ。一体どんな社員教育をしているんだと思いながらも努めて冷静を装った。(う〜ん、我ながら辛抱強くなったわい)
 「大変お待たせ致しました。それでは23日の午前10時以降はいつでもお受け取りが出来ますので。」
 「あ、ハイ。わかりました。(は〜、長かったな。なんか事件の容疑者がやっと警察から解放されるみたいだ。)ではよろしくお願いしますね。」
私は店を出ながらやっぱり私が服を買う店はユニクロしまむらあたりがいいなと思った。それにしても○山さん、社員教育はしっかりしてよね。お客さん離れるよ。