早朝Ｕさんにウド採りに行こうと電話でたたき起こされた。
「え〜、こんなに朝早くから？」
「山菜採りは昔から朝早くと決まっているよ。」
「でも今迄早く出た事なんてないじゃない。」
「つべこべ言わんで速く支度しろ！」
「ねむ〜。」
と言う訳で朝飯もちょちょらと済ませて現地へ向かう。場所は昨年見つけた所だ。山菜は何でもそうだが大きくなってしまっては価値がない。「ウドの大木」の言葉通りウドも大きくなってしまっては食用にならない。昨年は少し行くのが遅くなってしまったので今年はそうならないよう心がけた。目指す峠はまだ雪が残っていた。やはり今年は豪雪の影響で雪の溶けるのが遅い。これだと果たしてあるかどうか？今度は少し早すぎた嫌いがあるかも。雪の上を歩きながら崖下へ滑り落ちないようにして丹念にあちこち探してみると有りました。１本見つけるとその辺りに集中してあるので取り残しがないようよく見る。少しくらい小さくとも大きくなりすぎた物よりはいい。１時間程採った頃、雷が鳴り出し雲が湧き風も吹いてきた。どうやら天気が崩れだしてきたようだ。予報より少し早いなと思ったが結構収穫が有ったので切り上げることにした。車に乗ったとたん雨が当たり出した。どうやらＵさんの言葉通り朝早く出かけて正解だったようだ。
山菜という奴は採ってきてそれで終わりという訳には行かない所がやっかいだ。いらない部分を取ったり、皮を剥いたりしなければならない。これを誰かがやってくれればなあ・・・・・
ともあれ大分収穫が有ったので姉の所やご近所にもお裾分け。でも山菜採りって何だか知らないけど疲れるんだよね〜。腰も痛いし、朝早かったからここらで寝るとするか。お休みぃ・・・・・
ご近所にお裾分けしてもまだこんなに有る。どうやって食うべえ。
