すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

妙高オーディオクラブ発表会

本日は半年に1回開かれる妙高オーディオクラブ発表会の日だ。お天気も雨だし家に居ても閑なので行ってみる事にした。それに昨年12月に我が家に会員の皆さん方に来て戴いた御礼の意味合いもある。発表会の始まる30分前に会場の妙高メッセに到着。今日は雨のせいか反って大勢の参加者があるらしく駐車場はほぼ満車だった。皆さん行く所がないんだね〜(笑)

会場の妙高メッセ

入り口ではナウマン象がお出迎え

10時からはフリーマーケットも行われていたが、残念ながら今回は掘り出し物はあまりなかった。さて会場のステージ上には大きな平面バッフルのスピーカーが置いてある。最後から2番目の発表だがどんな音を聞かせてくれるか今から楽しみだ。席に座ると何と隣は同じく柏崎から来たYさんとKさん。(当家常連客のお二人ではなく同じ名字のオーディオ仲輭のお二人。ややこしいので今度からY2、K2さんと呼ぼう。)

フリーマーケットでは掘り出し物が見つかる事もある。

これは仕上げの美しい球形スピーカーとアンプ。売り物である

発表会も回を重ねて16回目

アンプは管球のパワーアンプが主体だ。アマチュア
管球アンプの方が作りやすく、トランジスターアンプは
少し面倒だ。

相変わらず2A3を使ったアンプは人気がある

OTLアンプも出品されていた。

 さて続々とアンプ類が発表されるがどれほど驚いた物は無かった。ただいつも思う事だが、試聴に使うCDはもっとしっかりとした演奏と録音の物を使って貰いたいものだ。へたくそなボーカルや流行歌、ミキサーでいじくり回した音源のCDなどは願い下げだ。主催者には一考を要して欲しい。
全体に目玉作品が今回は少ない中お目当てのスピーカーの発表となる。
劇場用のスピーカーと比べても大きさは遜色ない。前に置いてあるリファレンススピーカー(マクソニック励磁型2WAY。アルテックA7エンクロージャー使用)が小さく見える。休憩時間にスピーカーの後ろに回って見たが、目立った補強はしていない。38cmウーファー2発とドライバー+ホーンを3本縦に配置しただけで後ろへ倒れないようにつっかえ棒代わりに板が取り付けてあるだけだ。バッフル板は21mm程度の厚さだがやや湾曲させて前に倒れにくくしてある。それにしても自宅にこれを置くスペースがあるのか?生半可な空間ではとても鳴らせまい。さて音が出るが全く期待はずれだった。流石にスケール感はあるが音がボケ、散漫になり、切れもなく立ち上がりも悪い。残念ながらただ作ってみただけに終わったようだ。これを聞くにつけてもプロ用のシステムは流石だと思う。映画館の音は決してこんな音ではない。折角大作に挑戦したのだから製作された方は音をもっとまとめ上げて再挑戦して欲しい。

前のスピーカーが小さく見える本日のお目当て?のスピーカー

裏から見た所。こんな補強で大丈夫なのかな?
(と言うより補強らしき物が見当たらない)
アッテネーターとネットワークはバッフルから外して
後ろで調整している。

最後に出川三郎氏製作の「出川式電源搭載システム」はちょっと興味を引いた。アンプにおける電源の重要性は言うまでも無い事だが、何せ電源は金がかかる。そんなに金を掛けられないのがつらい所だが、電源をけちると明らかに音となって現れる。音が非力となってしまうのだ。しかしこの電源を搭載したアンプは素晴らしく力のある音を聞かせてくれた。無論音は力があるだけではダメであるが、一つの要素であるから大事な事と思う。お値段は?と訊いてみた所、このアンプに搭載されているので10万円位とのお返事。あちゃー、やっぱり。とても今の私には手が出ませんよ、こりゃあ。まあ、辛抱、辛抱。そのうち何かの巡り合わせで金が入ってくるかも知れん。(アホ!そんな事はありえん。)
 と言う訳で発表会は無事終了。時刻は夕方の5時半を回っていたのでY2さんとK2さんに別れを告げて帰宅することにした。懐が寂しいので帰りは高速を使わずにトボトボ下道を。それにしても貧乏はつらいなあ。