夕べ散々このブログでKさんの悪口を書いたとたんKさんから電話があって直ぐに車を持って来た。どうやら奥さんへ伝言していたのを聴いたらしい。携帯電話が通じないので多分開店したてのパチンコ屋へ行ったんじゃないかと推測したのだが、案の定そうだった。確変にあたり抜けられなくなったと言う。(そのパチンコ屋には懐が寂しいから行かないと言っていたのに・・・・)まあ、何はともあれ一応ちゃんと車を貸してくれたのだから許すとするか。なにしろETCとナビの両方付いている車はKさんの車以外無いので。
と言う訳で晴れて今日は高速を使ってお散歩クラブの山行となった。行き先は安曇野にある雨引山という超マイナーな山。Mさんが参加するので余りきつい山は選べない。登頂に2時間はかからないからまあハイキング程度の山だ。
豊科インターで高速を下り安曇野方面へ戻り松川村役場の信号を左折して馬羅尾キャンプ場へ向かう。ここからは雨引山登山口の看板を見落とさないように行けば良い。ハイ、ありました。今日はここから雨引山、時間があったら唐沢山へ向かい、沢沿いの下山道を下りる計画。
道はいきなりの急登。それもジグザグしていなくて直登だ。Mさん、Uさん共に苦戦だが何とかついてくる。
だが進む内に怪しい糞を発見。それもたびたび落ちている。しかも生新しいのだ。一つだけなら人間の糞と言う事も考えられるが、道の真ん中に延々と落ちていてしかも緑色をしているのも変だ。そうこうしているうちに前方の沢寄りの辺りで何やらガサッ!と大きな音がした。あ、ひょっとして熊かカモシカか?だがMさんの話によるとカモシカの糞は丸いという。とするとやっぱり熊?
こんなものが延々と落ちている。(ワー、食事時の方ご免なさい)
これは拙いですよ。今日は我々の他には登山者は見当たらない。熊さんといきなりばったり出会うなんて事も考えられる。しかしここまで来ていながら今更引き返すのも・・・・・結局大声で話しながら進む事にした。
「熊出るな、熊出るな!あ、熊出るな、ホイ!」
やや不安感を抱きながら40番鉄塔に着く。これは東電の送電線のようだ。
花は端境期らしくギンリョウソウ位しか咲いてない。ひたすら歩くのみだ。
ギンリョウソウ。別名幽霊茸。光合成を行わないため葉緑素が無い。
ようやく急登を終わり針葉樹林帯を抜ける。やや広い所に出る。要所要所には看板が立てられているのが有り難い。熊の糞と思われるものもこの辺りで途切れる。どうやら熊さんとはお別れの様だ。
道は尾根伝いになる。ここで熊ノ倉岩と呼ばれる大岩に突き当たる。ロープも取り付けられているがそんなに危険な所では無い。が、Mさん、通過の際に腕を岩にこすりかすり傷。まあ、大した傷では無いので唾でも付けておけば直る。
慎重に通過するMさん。だが腕に擦り傷を作る。やっぱり山は長袖だね。
道の左側が激しく崩れている地点に来た。どうもこの山は花崗岩質の山のようで雨に浸食されやすく崩れやすいようだ。だが抜けた地点をよく見てみると窪んだ地点で一応止まっているのでこれ以上は余り崩れないようなので安心した。これ以上抜けるようだと登山道が無くなってしまう。
漸く視界の開けた所に出た。北アルプスが見える。どうやら爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳のようだ。
北アルプスが見える
やがて「雨引山1371m」と書かれた標識が打ち付けられている木を発見。程なく社も見つけた。続いて大鳥居となりあっという間に頂上に着いた。頂上は片方しか開けていないが眼下の安曇野の街がよく見える。時間は早いし、虫がうるさいので下山途中でお昼にしようという事になり下山に向かう。唐沢山への登山口がわかればそちらにも行こうとこの時は思っていた。
祠もあった。賽銭はあげないけど登山の無事はしっかりお願いした。
と言う訳で頂上に着いた。所要時間1時間45分。この後も色々あるのだが書くのに疲れた。続きと詳細はいずれ「山でも行くか」のコーナーに書くとしよう。(と言って書いた例しがないけど)ほんじゃまた。