すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

木曽駒ヶ岳登山

 ただ今が紅葉の最盛期の千畳敷カールを見ながら宝剣岳木曽駒ヶ岳に登る事にした。早朝4時前に柏崎を出て途中の梓川SAで朝食を取って駒ヶ根インターで下り、菅の台バスセンターの駐車場に着いたのが7時過ぎ。ところがここでバスとロープウェイの往復券を買ってバスを待ったのであるが、余りの観光客、登山客の多さに30分程待たされる羽目になった。三連休の最初の日、ましてや紅葉シーズンでお天気は良いと来ている訳だから、混まない筈が無い。それでも臨時バスを出してバスは5分おきくらいに来ているのにである。で、バスに乗り込むとロープウェイが出るしらび平ではただ今1時間待ち程度という。あー、やっぱり無理もないと、予想していた事とは言えガックリ。しかししらび平に着いてみると実際は1時間どころか1時間20分も待たなければならなかった。

ロープウェイの発着駅しらび平は早朝から大勢の観光客、登山客で
ごった返していた。

漸くロープウェイに乗れて着いた千畳敷駅を出ると眼前に飛び込んで来たのは紅葉真っ盛りの千畳敷カールだった。赤や黄色に染まった木々が朝日を浴びて一層見事な色となっている。もうこれだけで今日ここを訪れた目的は達したようなものだが、折角来たのだから山登りもしっかりやって行く。でもこの前の赤岳登山のように詳細にレポートするとしんどいので(未だに全部書き上げていない)、今回は簡単にご報告。

駅を出るといきなり見事な紅葉の千畳敷カールが目に飛び込んでくる

登山道は登山客、観光客でいっぱいなのでいささか歩きにくい。急登の狭い場所では下山してくる人達とのすれ違いで渋滞が起きていた。

こりゃあえんま市並みの人出だべ。全然前進出来ん!

宝剣山荘のある乗越浄土に到着して漸く急登は終わり。さてまずは宝剣岳をやっつける事にする。見るからに鋭い岩峰を天に突き刺している山で、千畳敷カールから眺められる山の中でも中心的な存在となっている。鎖場があるので登山客が皆訪れる訳ではないが、少なからぬ人達が行きがけの駄賃とばかりにこの山を目指す。

切り立った岩山の宝剣岳(2931m)

一般観光客も登ってくる事があるようなので指導員らしき人達数名が要所、要所にいて事故がないよう見回っている。鎖場では交通整理?の役もやってくれている。

難所と言われる頂上直下の横鎖の場所だが鎖さえしっかり掴んでいれば
足場がしっかりしているのでどうってことはない。
ここでびびるようなら最初からこんな山に登らない事だ。

ハイ、頂上に着きました。後の岩の上に上がってこそ最高点到達
と言わんばかりに登る人もいるが、高所恐怖症の私としては
とてもそんなおっかない事は出来ませーん。
(さっきと言っている事が全然違う!)


まだガスが湧いてこないので中央アルプスの雄、御嶽山もよく見えている。

さて中岳を経て駒ヶ岳へ向かう。花の時期はとうに過ぎているので周りの景色だけが楽しみだが、運悪くガスが上がってきた。頂上に着く頃は周りはすっかり雲の中。それでも昼食を取りながら粘っていると漸く北アルプスの一角や、先ほどまで見えていた中央アルプスの山々が見えてきた。只残念なのは中央アルプスの山々には詳しくないので、どれがどの山かさっぱり判らないことだ。朝見えていた南アルプスの甲斐駒、千丈、北岳と言った山は既に雲の中にすっかり姿を隠している。

木曽駒ヶ岳へ向かう

木曽駒ヶ岳(2956m)の頂上。周囲はすっかり雲の中。

同じく頂上。こちらは宝剣岳と違って広く大勢の登山客で賑わっている。

頂上で粘っていると漸く北アルプスが姿を見せた。

さて下山。千畳敷カールに着くと午前中とは又違った趣がある。思わずパチリ。

ロープウェイの乗車整理券(乗車券とは違う)を早く手に入れるために頑張って駅まで急いだが、2時間待ちの整理券となった。ひえ〜、あと2時間も待つの?これでは朝のタイムロスとあわせて3時間50分のロスだあ〜。時間が余ってしょうがないのでカールを一周して時間を潰す。まあ、これはこれで美しい景色を十分に堪能出来て良かったのだが。

時間が余ったのでカールを一周。紅葉が見事だ。

ハイ、記念写真を撮りましょう。チーズ。

これは本当に綺麗な赤ですね。後の建物は千畳敷駅とホテル。

最後のあがきとばかり写真を撮りまくる。後の山はサギダルの頭

結局ロープウェイに乗り、駅を出たのが午後4時20分。バスが駐車場に着いたのがもう5時を過ぎていた。遅くなったついでに風呂に入って行く事にし、近くの「こまくさの湯」で汗を流す。帰る途中で梓川サービスエリアに寄り、昼食の残りを平らげ、夕食の代わりとした。(だってもう金がないんだも〜ん)帰宅したら午後9時を回っていた。疲れたあ〜。でも久し振りに景色を満喫した山行でした。