すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

詰将棋

 赤旗日曜版を見ていたらふと詰将棋の欄に目が行ってしまった。作者は伊藤果プロ七段。詰将棋の権威であることはファンなら誰でも知っている。今はどうか知らないが嘗て将棋雑誌の近代将棋で破天荒のペンネームで詰将棋の解説を担当しておられた。私は氏の作る詰将棋が大好きでよく解いたものである。赤旗は新人王戦を主催するだけあって流石目が高い。氏を長年に渡って詰将棋欄を担当して貰っている。氏は確か図式百番を遺したいと言っていたと思う。だから氏の作る詰将棋はいつも面白かった。

 閑話休題。その位氏の作品が好きであったのに実はずーっとその詰将棋欄からは遠ざかっていた。別に嫌いになった訳ではない。私に考える根気がなくなったのである。以前はどんなに難しくても解けるまで考えた。それがある頃から解けないと後回しにするようになった。(要するに途中で投げ出したのですな)で、それ以来詰将棋を見ることはあっても解こうとはしなくなった。これは私が指し将棋から遠ざかった事とも関係している。

 相手が居なくても楽しめる詰将棋は私にとっては大いに退屈しのぎになったのであるが何故遠ざかったのだろう。歳を取って根を詰めることが苦手になったのかも知れない。だが今日久し振りに解いてみようという感じにさせる図式(詰将棋の事を図式とも言う)に出会った。直ぐにその詰め将棋の意図が分り久し振りに楽しい気分になった。またその詰め上がりは相変わらずの簡素で氏のいつもながらの手際の良さに感心させられた。(ちなみに13手詰めでした)

 何か久し振りに解いたことでまた詰将棋をやってみようかなと言う気持ちになった。まあ、そうすりゃちょっとは頭が呆けるのを防げるかも?