すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

ブト

 今日届いた市の広報に面白い記事が載っていた。それはブヨの生態調査をしたというものである。ところでこのブヨ、正式名はブユだそうな。関西圏は「ブト」関東圏では「ブヨ」と呼ばれるらしい。柏崎の鵜川地域は「ブト」である。私自身は鵜川出身では無いが「ブト」と言っている。野良猫様や和栄のおじさまの出身地である秋田県ではどう呼ばれているんだろう。

 このブトは大発生する年があるらしい。そういった年は農家の人たちにとってたまったもんじゃない。戸外で農作業していると皮膚の露出している所を狙って攻撃してくる。咬まれたら蚊と違って、いつまでも痒いからタチが悪い。

 ブトの奴めは水の綺麗な所に良く住んでいてあんまり暑い日中には出てこない。涼しい朝夕に活動する。それだから人の活動時間帯と一致して困るのだ。朝涼しいうちにと思って畑に水やりに行くと、こいつ等が乱舞している事がある。用心してなるべく肌の露出の少ない格好で行くのだが、敵も然る者。仕事を終えて帰る頃にはしっかり2,3カ所食われている。

 いったん食われたが最後、一日中そこがたまらない痒みとなってしまうので、気になって満足に他の用事が出来ない。いや一日だったらまだいい。時には何日も痒いのだ。

 そう言う訳で市もこのブトの生態調査をしたからには、ブトの殲滅作戦を考えているのだろう。殺虫剤による駆除はどうもいたちごっこのような気がして、果たしてどれほどの効果があるか疑わしい。それよりも蝿のように不妊種を交配してどんどん不妊種を増やし、徐々に個体数を減らすのが望ましいと思う。だが問題はこの吸血する雌のブトに不妊種なんているのか?はたまたこれが交尾して生まれて出てくる幼虫が不妊となるかどうかは分からない。つまり不妊種が優性かどうかが問題だ。

 とまあこのやっかいなブトを退治する上手い方法はまだ見つかっていないというのが、本当のところである。山へ行った時など登山者も悩ますこいつを殲滅する画期的な方法が早く見つかる事を祈っている。まあトンボがでる季節になると少しはいいんだけど、トンボは朝早くから飛び回らないからねえ。ところでブトの天敵っていないのかなあ。にっくきこ奴めをバンバン食ってくれれば本当に助かるんだけどねえ。