すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

膝痛講話

 当町内会のいきいきクラブが市の理学療法士を招いて膝痛に関する講話会を開いた。15名ほどが参加したが、ほとんど年配の方。ま、当たり前と行っちゃ当たり前なんだけどね。だけど膝痛は歳を取れば誰でもが経験する。かく言う私も数年前はこれに悩まされた。右膝の丁度お皿の直ぐ下辺りが階段を下りたり、走ったりするような体重の掛かる時にズキリと痛む、我慢してトレーニングしていたが、一向に良くならないので、走るのを止めたら(要するにサボったら)知らないうちに治ってしまった。

 これは講演の先生も仰ったが、炎症があったり、痛みがあるような時は、膝に特に負荷が掛かるような運動は中止するべきだという。そして炎症が治ったら、ストレッチから初めて、膝回りの筋力アップに努めるべきなのだという。なるほど。すると私は筋力アップはともかく、無理をしなかったから、ひどくならずに治ったのかも知れない。

 だが普通の方は使わないと足が衰えてしまうとばかり、無理をして10kmも歩いたり、運動をしたりして、却って悪くしてしまう人が多いようだ。いきいきクラブでやっているコツコツ貯筋体操は大した事の無い体操のようだが、ストレッチや各部位の筋力アップに地味だが貢献していると思う。まあ、兎に角何よりも続けることが大事なようだ。

 結局自分の体は医者が治すのではなく、己の治癒能力を高めることが大事なのだと思う。筋肉は使わなければ衰えてしまう。しかし偏った使い方でなく、バランスの取れた使い方というのが大事なのだろう。そして歳を取れば取るほどストレッチの重要性を感じた。寧ろ私などは筋力アップよりもこちらが先だと痛感したくらいである。

 参加者のお一人でヒアルロン酸を飲んでいるという方がおられたが、私がそれはアミノ酸かなんかに代わるだけで、全く意味が無いと言うと驚いていらっしゃった。療法士さんも同意見で、膝にヒアルロン酸を直接注入するのは効果があるが、飲むのは無駄と仰っていた。まあ、このことを聴いただけでも、この方にとっては参加した意味があったろう。僅か1時間くらいの講話ではあったが、非常に参考になるお話だった。参加者の皆さんも同様だったと思う。

 とにかく歳を取ればあちこちにガタが来るのは当然のこと。如何に上手につきあいして行くかが大事ですね。