仕事を辞めてからは暫くは色んな手紙、手紙と言ってもダイレクトメールが中心だが、それが毎日のように来ていた。それが最近では滅多に来なくなった。たまに来ても以前パソコンを買ったメーカーからのものである。仕事をしていれば嫌でも来る。大抵は余り読まなくてもいいものだったりするのだが、手紙が多いと何だか世間と繋がっているように思えた。今は請求書、領収書の類いばかりであるが、まあ来ないより増しか。
昨今は携帯やスマホでメールを済ませることが多いから、いわゆる「手紙」を書く機会はかなり減っているようだ。かく言う私もパソコンのメールで済ませているから、ちゃんとした手紙はここ数年書いていないのではないか。文字を書いて送るなんてのは、まあ、年賀状くらいなものだろう。大体手紙を書こうとしても普段パソコンに頼っているから肝心の漢字が思い出せない。余り便利になりすぎると片方で退化現象が起きるようですな。
私が手紙を書かない理由としてはもう一つ字が下手だという理由がある。兄や姉は書道を習ったが、私は大嫌いで教室に行かなかった。お陰で今でも字はミミズがのたくったようなものである。まあ書道教室に行かなくても手筋のいい人という人はいるもので、顔に似合わず、また脳みそに似合わず上手い字を書くから困る。私みたいに字が下手だと益々頭が悪く見られる。
それでも書き付けていれば上手くなると言う話もあるから、せっせと書けばいいのかも知れないが、別に出す当てのない手紙を書いてもしょうがない。第一パソコンのメールで用が足りるのだから、各期が起きない。かくして益々私の頭はパープリンとなるのである。嗚呼・・・・・・・。
