すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

将棋教室

 地区のコミュニティーセンターで子供将棋教室が開かれている。時代が変わったなあと思う。私が学生時代学校で放課後将棋なんぞ指していたら、遊びと見られて(まあ、確かに遊びなんだけど)下手をすると将棋盤や駒を取り上げられてたものだ。結局頭脳スポーツと言うより、単なる遊びとしか見られなかったのだろう。しかし当時既に全国高校将棋選手権なるものは有ったし、団体戦も行われていた。私は将棋部を作りたかったが、とてもそんな雰囲気では無かった。

 しかし考えてみると体を使うものなら良くて頭を使うゲームは駄目と言うのもおかしな話だ。結局ウチの先生は頭が固かったと言うことだろう。時代は移り、今や女性の将棋部まで出来るようになった。やっと学校で囲碁や将棋が市民権(クラブ権?)を得たと言えるだろう。

 昔の人は将棋というと掛け将棋のイメージが強く、健全なゲームと見なされないことも多かった。それがテレビの将棋番組のお陰で随分イメージが変わった。私ももうう少し遅く生まれていたらと思う。ところで学生時代あれほど夢中になった将棋だが、今ではすっかり棋力も低下し、さして指したいとも思わなくなった。以前にも述べたことがあるが、勝負に執着しなくなったため、面白みが薄れたのかも知れぬ。代わりに自然散策や芸術の方に興味が移った。この方が案外自分に合っていたのかも。

 父は柏崎で一番将棋が強かったが、一方で文学も好きであった。私はとても父親のようには強くなれなかったが、それなりに将棋を楽しめた。かなり棋力は落ちても将棋と聞くと熱くなっていたあの頃を思い出して懐かしい。今でも新聞を開くと将棋欄に目が行ってしまうのはやはり好きなんでしょうね。