Mさんがどうもパソコンがおかしいから見てくれないかと言って電話してきた。症状を聴いてみると、以前私が直し方を教えてやったことなので、その通りやっているかと尋ねたら、その通りやっているが直らないという。そこでパソコンを持って来て貰って私が同じ様にやったらちゃんと直った。Mさんは訝しげにしていたが、私が
「管理者として実行しなかったんだろ?」
と訊くと
「ええ、それどうやってやるの?」
やっぱり教えた通りやっていませんでした。
同じくKさん。パソコンで仕事をしていて不具合が有ると必ず我が家へ来て作業する。
「ここでどうやっても動かなくて駄目なんだよな。」
「それは当たり前だ。そのソフトは見るためだけのソフトであって、加工するソフトじゃないんだから。まず加工するソフトを立ち上げ、そこからファイルを読み込むんだよ。」
更に別の画面で
「このファイルを右クリックして削除を選ぶんだよ」と私。
「俺が右クリックしてもなーんも『削除』なんて出てこないぞ。」
見ると右クリックの仕方がどうも怪しい。
「もっとゆっくり確実にクリックしたらどうだ。クリックの仕方がどうも変だ。」
「いーや、俺はちゃんとやっているのにこのパソコンがおかしいんだ。」
ンナこと言ったって私がやればちゃんと「削除」の項目は出てくるんだから、やっぱりKさんのやり方がおかしいんだよ〜ん。
「パソコンがおかしい」とか、「勝手に画面が変わる」、「やった覚えがないのに、知らないうちにおかしくなった」など皆さんパソコンのせいにしてばかりいるが、実は大体操作している本人に原因があるのである。パソコンに文句言う前にもっと勉強してね。
とは言え私も初めてパソコンに触った頃は散々パソコンに毒づいていたから、偉そうなことは言えないんだけどね。パソコンは喋れないので、使用者に文句言えないから可哀相。(笑)