すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

空き家

 我が町内も年々空き家が目立つようになってきた。子供が大学を卒業し、都会に就職し、そのままそこで結婚し暮らすようになると、当然こちらは両親二人きりの生活になる。まだ夫婦達者なうちは良いが、どちらかが病気になったり、亡くなったりすると状況が怪しくなってくる。

 まだ75歳手前位なら良いが、それを過ぎると一人暮らしに自信がなくなり、老齢者の施設に入ったり、子供の所に行くようになる。結果元の家は空き家となる。

 早くその空き家を何とかしてくれれば良いのだが、どういう訳かいつまでもそのままの状態にしておかれるのが困るのだ。売りに出す訳でも貸家に出す訳でもない。宙ぶらりんの状態だ。さりとて本人がたまに戻ってきて別荘代わりに使うというのでもない。

 家と言うものは住む人が無く、放っておけば必ず傷んでくるものなのだ。だが持ち主はそうなる迄何も考えないらしい。どうせ使わぬものなら早くどうにかしたほうが良さそうなものだが、ご本人はいたって無頓着だ。

 だがその地に住むものにとってはちょっと厄介だ。庭木は伸び放題になるし、家のあちこちが傷んでくれば隣家に被害をもたらさないとも限らない。それにこう無人の家が増えたんでは治安上も宜しくない。このまま無人の家が増えればさながらゴースト・タウン化しかねない。

 最近空き家になっていた所を地元の不動産屋さんが買ってくれた。それは有難いのだが、まだ家に入る人が決まった訳では無いので、そう安心もしていられない。一方昨年町内から転出して市内に住む息子さんの所へ行ったAさんが戻ってくる。息子さん夫婦と上手く行かなかったのかどうかはわからないが、戻ってきて空き家が解消するのはうれしい。彼ももともとこの町内が好きだったのだし、高齢で一人暮らしは大変だとは思うが、出来れば長くこの町内にとどまって欲しい。

 若い方たちが都会に行き、地方は高齢者たちの棲み家となってしまたようだ。空き家に若い人たちが入ってくれれば・・・・。町と言うものは老若男女一緒に暮らしてこそ活気溢れる処となると思う。そうなる施策を期待したいのですがねえ・・・・。