すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

新しいドライバー

 フーさんから買ってきた古いドライバーを現用のアルテック288-8Gに換えて付ける事にした。年代的にはかなり古く、どうやらランシングの時代と同じ頃の物らしい。イギリスの映画用のプロジェクターやら音響製品を作っていたガウモント・キャリー社の製品で、ネットで調べても使っている人は僅かみたいだ。

 

 フーさんの友達が20年前ほどに購入した時は何でもマグネットが割れていて、歪んだ音を出していたので、フーさんがフィールド型に改造して上げたとの事。その友達がよんどころない事情でこのドライバーを手放す事になり、私の手に入れる所となった。

 

 減磁しないフィールド型は魅力だが、何分にも古い製品。果たしてどんな音がするか。興味津々だが、そのままではアルテックのホーンに取り付けられないので、知り合いの鉄工所の方にアダプターを作って貰った。

 

 そして本日目出度く取り付けである。音出ししてみた。無事に左右チャンネルから音が出た。どうやら取り付けは上手く行ったようだ。一聴周波数レンジが狭いように感じたが、フィールドコイルが暖まったら、直ぐにそんな感じは無くなった。

 

 じっくり聴くのは夜にして、ひとまず電源を切る。新しいドライバーに換えて感じた事は音が静かになった事である。そして音が柔らかい。288-8Gとは大分音の出方が違う。288はもうちょっとがちっとした音になる。この分だとガウモントは案外クラシックに合うかも知れない。実際クラシックをかけてみてそう思った。

 

 夕飯後、いろいろ聞いてみたが、馬力は正直288の方があるし、金属楽器の鳴り方などは288の方に圧倒的に軍配が上がる。これは磁束密度の関係もあって馬力の点で劣るのはしょうがない。何せ288-8Gは馬鹿でかいからね。うーん、ジャズにはやはり288か。しかしガウモントの方はきつい音を出さないし、音は綺麗なのだ。こりゃあ中々難しい。まあ、暫く使ってみよう。とにかく上手く行って良かった。後はチャンネル・デバイダーを調整して音を追い込んで行こう。まあ、これで当分は退屈しませんね。(笑)

 

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左右のホーンが違うが、向かって左のホーンはフーさんからただ今拝借中。これが中々いい音がする。早く2本揃えたいのだが・・。

 

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取り付けた新しいドライバー。でも古いんだよね。(何のこっちゃ)

フィールド・タイプだから当然電源がいる。ニッパー君の後ろにあるのがそれ。