そろそろ年賀状を書かなければならない時期になってきた。パソコンを入れるまでは毎年年末にじたばたしていたのが今では懐かしい思い出だ。しかし今では簡単に作れると有って尚更ぎりぎりまで書かなくなった。（笑）困ったもんだがまだ年賀状を書いてるだけ増しかなと思う。
と言うのも最近の若い人はスマホのメールで済ませる人が多いし、高齢の方は今年で年賀状を出すのを止めるとか、結構年賀状離れしている人が多いのである。それだけ人間関係が最近では希薄になってきているのかも知れない。え、高々紙の年賀状を出さなくたってメールでも気持ちを伝えられるからいいじゃんと言う若者は少なくない。
だが紙の年賀状で貰ったときほどの有り難みは無い。これが肉筆で書かれた賀状なら一層有り難みが増す。わざわざ面倒して書いてくれた相手の気持ちが分かるからである。現代は余りに通信手段が安直に出来て気持ちが帰って薄らぐのではないか。
丁度私の趣味のオーディオでも同じ事が言えて面倒をするアナログ再生だから反って真剣に音楽を聴こうとする。スマホのネット配信やiPodなどで安直に聴いたら使い捨て音楽にならないかと危惧するのである。話が脇道にそれたが、年賀状は普段何ら通信してない人の消息を聞く機会でもある。ああ、まだ元気にしていた、最近の活動報告など知る機会となる。
年々年賀状を使う人が少なくなっている事は時代の流れで止むを得まい。斯く言う私も商売をしている時は100枚以上賀状を書いていた物だが、仕事を辞めると年々減り続け、今では半減してしまった。年間を通して交遊の無かった所は自然と出さなくなってきている。しかしそれでも私は年賀状を続けたいと思っている。それが人と人とを繋ぐ1本の糸であり、縁だと思うからだ。さて今年も押し詰まってきて、あと10日もしないうちに新年となる、そろそろ書き始めますか。
