コロナ禍で何処へも行けず、家に居る事が多く、必然的に音楽を聴く機会が多くなった一年だった。ミーさんの所のオーディオ装置にちょっかいを出したのがきっかけで、自分の家のオーディオ装置も激変した。
チェロのプリアンプを買ったり、エレクトロヴォイスのスピーカー、アルテックのパワーアンプ、カートリッジも何本か買ったっけ。ああ、そうそう、デジタルアンプも購入した。あ、それから管球モノラルプリメインアンプもミーさんから買ったなあ。そして何と言っても4年程待ったボストウィック・トウィターもそうだ。
考えてみれば懐具合も考えず随分散財したものである。しかし老い先短いこの身。どうせなら少しでもいい音を聴いてあっちへ行きたいものだ。金なんぞ残したって周りの者が喜ぶだけ。少しは自分のために使っても良いだろう。
それにしても昨年、今年とコロナ禍のため随分沢山の方々が苦労された事と思う。中でも飲食業、宿泊業、観光業、スポーツ、演芸、レジャー関係の方々の難儀は想像に難くない。実際当市でもコロナが流行らなければ普通に営業出来たホテルが倒産している。
そんな中でお気楽に毎日音楽を聴いていられるのだから恵まれた立場なのかも知れない。まあ、こうやって音楽を聴いているのはストレスを溜めないようにするための策なのです。そして少しでもいい音にしようとあれこれ画策する。だから家に居ても退屈しません。
コロナ禍で家にばかり居てストレスが溜まるという人が少なからず居ますが、私に限ってそんな事は全然有りません。何かいつも面白い事はないかと考えているからであります。たまたまそれが今年はオーディオだっただけと言う話。さて来年は何に嵌まるでしょうか。肥だめだけには嵌まらないように注意します。(アホ、今時肥だめがあるかい)