すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

泣いて桜を切る

 我が家の駐車場のブロック塀の直ぐ外に自然に生えた山桜の木が有る。私がこの団地に越してきて家を建てた時はまだ小さかったが45年も経てば流石に大木になった。春が来る度に花を一杯付けて目を楽しませてくれているが枝もそこら中に伸ばす。

 

 だから車の邪魔になるような枝は剪定している。それでも花が咲いた後は実を付け、落とし、秋になれば落葉し、結構一所懸命掃除をしなければならない。だが春の花が楽しみだからまだ苦にならなかった。

 

 しかしこの冬の雪の重みで太い柄が折れないまでも写真のようにぐっと垂れ下がってしまった。これでは車を入れるのに支障を来すし、また雪が降っても除雪をする時に邪魔になる。そこでだいぶ雪が消えたのでこの際思い切って伐った。

 

 綺麗な花をまだまだ沢山付ける枝を伐るのは忍びないが止むを得ぬ。恨むのならこの間の雪を恨んでくれ。オイラだって伐るのは忍びないのよね。まあ、この桜は大体生えた所が運が悪かった。何せ駐車場の直ぐ側なんだもん。桜に言わせればこうやって斜面にしっかり根を張って土砂崩れを防いだり、ブロック塀を支えたりしてるのに何で伐られなきゃならないのだと言いたくなるだろう。

 

 すまん、許せ。恩を仇で返すわけじゃ無いが、だって曲がった枝を伐らなきゃ車を置けないもん。だから幾ら実や落ち葉を車の上に落とされようが我慢して大きくしてやったじゃ無いか。少しくらい我慢して。これでもオイラ「泣いて馬謖を斬る」の心境なんだよ~ん。だから頑張ってこの春も花を咲かせておくれ。お願いしたぞよ。(勝手なんだから―by伐られた桜)

 

申し訳ござんせんが伐らして戴きやす。