この間の日曜日は春祭りであると共に早朝6時半から町内の側溝清掃の予定が入っていた。私は５時半頃に目を覚まし、風が強く時折雨が混じる音を聞いて早く止んでくれないかと思っていた。しかし天気予報では確かに風は強いがその後雨は止むようだったのでそんなに心配してはいなかった。
ところが６時に環境部長から電話が入り、「今日は側溝清掃をやるんでしょうか？」と尋ねてきた。私はそれは私が判断するんではなく役をやっている貴方が判断すべき事でしょうと返答した。しかし清掃時間は高々30分。天気予報では雨も降るようなことは言っていないので、風は強いが私だったらやるよと言った。そして1週間延期したとてその時お天気になる保証はないし、人集めも大変になるよと言ったら自信が持てたらしく「じゃあ、やります」との事。
しかし問題はその後で6時半になっても各戸から誰も出て来ない。しょうがないから私は外へ出て一足早く清掃を始めた。そうしたら近所の前会計部長であったＴさんがやって来て「え、今日は中止じゃないんですか」と尋ねる。
「中止って班長さんから連絡があったの？」
「いや、連絡が来ないので弱っているんです。土嚢袋を集会所に取りに行ったら配ってないし。」
「もう雨が降ってないんだからやろうよ。そもそも小雨決行なんだし。」
その後も作業を続けていたらバラバラと参加者が増えてきた。結局清掃し終えるまで雨は降らなかった。班長さんに環境部長から連絡は有ったかと訊いたら、連絡が無かったのでこちらから訊いたら、連絡が無い時はやると言う事になっているとの回答だったらしい。
呆れた。自分でさえ判断に迷い私に訊いてきたのではないか。班長さんだって迷っているはずだ。何で私に電話を掛けた後、班長さん達に連絡出来ないのか、そして土嚢袋の件だってちゃんと集会所にて配るように清掃予定表に書かれている。環境部長たる者が読んでいないのか。だから役員引き継ぎの際はあれ程口を酸っぱくしてしっかり行うように言ってきたのに何を聞いていたのか。
どうも今年の役員は若くて初めての人が多いが、初めてだから上手く出来なかったは言い訳にならない。学生連中ではあるまいにみな大抵40歳以上なのだ。自分で考える事が出来ないのか。いちいちこちらが指示をしなければ仕事が出来ないようでは困る。
若い人の台詞に聞いていないから分かりませんでした、教えて貰ってないから出来ませんでしたと言う人がいる。自分の無能ぶりを恥ずかしげも無く言っているようで呆れる。自分で考え、判断出来るのが立派な大人と言う事では無いのか。もうちょっと役を引き受けたならそれなりに努力して欲しいと思った次第である。
まあ、でもこう言う事を書くからウルサイ大人と私達は敬遠されるのでしょうな。でも言う人がいなけりゃ世の中益々変な方向へ流れて行くよ。私はウルサイジジイで結構です。
