フーさんに音のいいMMカートリッジを探しているんだけど中々無いねえなどとこぼしていたら「有るよ」とのこと。
「え、何?」
「エラックだよ。」
「うーん、エラックかあ。最初に買ったカートリッジがエラックだったけどエラく安い奴だったので大したことなかった。やっぱりSTS455Eくらいじゃないと駄目だったね。」
「頭が5角形の形をしている奴は中々音がいいんだよ。」
「頭が5角形? デッカ MKⅤみたいな格好だね。じゃあ、いいかも知れない。(笑)」
型番を聴くとSTS220だと言う。早速ネットで検索すると写真は豊富に出てはいるが、解説記事が非常に少ない。形は5角形ではなく6角形だった。フーさんはこれを色違いで4本持っていてあと白が集まればcompleteだと言う。そしてそのうちオークションにでも出そうかと思っていたのだが、すかんぴんさんが使ってみたいのなら貸すから聴いてみてと言うことで早速送ってくれました。
まずはカートリッジボディーが黒の奴から試してみる。針圧は一応3gちょっとぐらいにして聴いてみました。まずはクラシックから。出力電圧がMMだから高いのでいくらでも音量をあげられます。オートグラフが雄大に鳴ってくれました。次いでジャズです。フーさんの話ではどちらかというとクラシック向きではないかと言っていたのですが、どうして、どうして。ジャズは音の切れがあるし、また音が弾みます。そして古いカートリッジの割りには周波数レンジが狭い感じがしない。いいことずくめです。正直MM型だから過大な期待はしてなかったのですが、おみそれしました。大変イイ音です。
後の色のカートリッジはおいおい試すとしても、どんな違いが出るか大変楽しみです。気に入ったら丸ごと全部買って下さいと言うことでしたので、買いましょうと返事をしたが、これから金策に駆け回らなきゃならない。イイ音にするためには元手も掛かるのでっせ、(笑)
勢揃いしたSTS220、白は無く、黒は既にアームに装着済みです。
何とカートリッジキーパーも付いています。
まずは黒を試してみましたが大変良かった。今後メインカートリッジとなりそうです。