すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

音楽雑誌の廃刊

 音楽之友社の「レコード芸術」が7月号を持って休刊となった。創刊が1952年3月と私の生まれ年と同じだから創刊70周年で幕を閉じたことになる。また一つ老舗の音楽雑誌が消えたことは非常に残念である。しかし2010年に同じく休刊になったスイングジャーナルもある。

 

 音楽を取り巻く環境の変化というのが理由らしい。確かにCDなぞは10年前の売り上げ枚数に比べて半分近くにまで落ち込んでいる。これは幾ら雑誌が紹介してもユーザーはもはやCDなどのメディアには手を出さないという証拠では無いか。

 

 手を出さない以上雑誌の評価を当てにしないで済むから雑誌は要らないことになる。発行部数が落ちて行くのは当然だ。しかしこれら長らく音楽業界を牽引してきた雑誌が無くなるのは寂しい。まだ必要としている人達も有っただろう。

 

 これからは新しいレコードやCDはネットで自力で探さなければならない。パソコンやスマホを使用されない方には不親切な時代になった。また音楽雑誌は音楽会のニュースも伝えてくれていたからそれらも失うことになる。

 

 ではお前はそれらの音楽雑誌を買っていたのかって? いんや「レコ芸」はクラシックの雑誌だし、スイングジャーナルはCDの時代になってつまらないから止めた。それに内容がある程度長く購読していると何時も同じだったから、毎号買う意味が無くなった。レコード批評もいい加減だったし、読む意味は無いと判断したからだ。

 

 しかしこれらの雑誌が音楽会に果たしてきた役割は大きい。願わくば形を変えてもっと読者を引きつける内容の物に生まれ変わって欲しい。それにしても今やダウンロード音楽全盛だから、こういった事が起きるのだねえ。でもこれってある意味音楽文化の衰退だと思うんだけどな。さて皆さんはどう思われるでしょうか。