私のメインシステムはマルチアンプ駆動をやっているが、これが良いからと始めた訳では無い。たまたまA5のホーンとドライバーを手に入れた時、ネットワークが無かったからたまたまマルチアンプにしただけなのだ。無論2wayである。A5のネットワークなんざ買うよりパワーアンプの中古品を買う方が安かったからそうしたまでである。幸いチャンネル・デバイダー・アンプはフーさんが譲ってくれたのが何台も有ったから困らなかった。
そして現在トウィターを加えて3wayになってはいるが未だに試行錯誤している。そんな折、町内のＫ野さんから譲って戴いたパイオニアのCS-880を使ったのがまた勉強になった。というのもこのスピーカー、我が家に来た時は長らく使っていなかったので全然冴えなかったが、鳴らし込んでいたら俄然調子が出て来てメインシステムさえ脅かす音を出している。（笑）
CS-880を聴いているとどうもメインシステムはまだうまく調整されてないと感じたのでまたチャンネル・デバイダーを構う気になった。そして調整した結果前より俄然良くなった。（と自分では思っている）うん、これならCS-880に負けてませんよ。そんな訳でこのCS-880と言うスピーカーは私にとってモニター・スピーカーのような存在だ。
今迄使っていたエレクトロ・ヴォイスのSP15Aより標準的な存在と言えよう。
こうしたスピーカーが有るとマルチアンプの調整に迷った時など大いに助かる。かなり古いスピーカー（発売は1974年頃）でもうかれこれ50年近く経たが未だに現役で働けるのが凄い。それに比べると今のスピーカーは直ぐにエッジが駄目になって5，6年でお釈迦になるのだからやってられませんな。（笑）ひょんな事から手に入れたスピーカーだが役立ってますぅ。（笑）
パイオニアCS-880（画像は「オーディオの足跡」よりお借りしました）
