この所の台風がもたらした豪雨で千葉県、茨城県、福島県と言った所が軒並み水害に遭っている。地球温暖化の影響で昔とはすっかり雨の降り方が違ってしまってとんでもない降り方をするようになってしまった。まだ短時間で済んでくれれば良いが、線上降水帯とやらに掛かったら一日で200mmも降るなんて事になったりする。
こうなると今迄の排水設備では追っつかない。もっと配水管を大きくして大雨に対処するようにして行かなければ毎年同じ惨事が繰り返されるだろう。とは言え街の配水管を交換する事は容易ではない。しかしある都市では地下に巨大タンクを埋めて豪雨に対処している所も有る。すこしずつでいいからそういう風に何とか対策を打てない物か。
「轍鮒の急」という言葉が有る。軍事費ばかりに金を掛けるよりもまずはこうして現実に被害を受ける方の対策が先では無いかと思うのだが･･･。とにかく水上がりというのは嫌なもので有る。水や泥で家財は駄目になるし、後の片付けも大変だ。だから最近は完全防水の家も販売されているそうな。たしかにこれからはそう言った家にして行かなければならないのかも知れない。家の中に水や泥が進入しなければ外側に着いた泥などは簡単に水で洗い流せる。
配水管を大きくしたりすることや、完全防水住宅などこれからは水害に強い都市作りが必要になってくるだろう。政府にはどうか金を掛ける場所を間違えずに使って欲しいものだ。
