雪が一段落したと思ったら雨ばかり降っている。新潟県の冬の天気は毎日鉛色の空から落ちてくるのは雨か雪ばかりで気持ちが暗くなる。統計では新潟県は全国で自殺者が多い県のランキングの必ず上位に来る。東北の県も同様でどうもあながち天候が影響していないとは言い切れまい。
と言っても今更この歳になってこの県から脱出する訳にも行かな。まあ、悪い所を見れば切りが無いので精々良い所ばかり見るとしよう。(笑)
所で新潟県は最近梅雨の季節より今くらいの時期の方が降水量が多い。だからこう言った積雪の後に雨が降るのは実は土砂災害などを引き起こしやすくなるので要注意なのだ。事実最近も白馬村で水害騒ぎが合った。
しかもこの時期は雷を伴う事が多いので余計始末が悪い。この寒い時期に落雷されて停電にでもなったら、うちみたいなオール電化の家は寒さで震えていなければならない。(笑)もっともそんな場合に備えて電気の要らない石油ストーブの用意はちゃんとしてあるが。
今年は夏に極端に雨が少なく、米の出来はイマイチだったが、せめて今降っている雨の半分でも夏に回せたら少しは違っていただろう。余談だが私は昔鉄屑屋をやっていたので冬のこの時期が一番嫌だった。仕事は少なくなるし、外仕事だから寒いし、雪が有れば除雪して運ばなければならないから手間は何倍にもなった。
せめて寒いだけならまだしも天から降ってくるものの中で仕事をするのはキツい。仕事を辞めた時はこんなに楽をして良い物かと思った。(笑) 雨や雪で身体がびしょびしょになりながら仕事をしても風邪を引かなかったのが不思議である。私は仕事を始めてから辞めるまでただの一度も風邪を引いて寝込んだ事が無いのが自慢だった。
寝込めば仕事を間に合わす事が出来なくなると言う緊張感から気を張っていたのだろう。精神力とは凄い物だと思う。今はあそこが痛い、ここが悪いとばかり言っている情けない老いぼれジジイですが。(笑)
でも雨や雪の日に屋内作業をしている時、今は亡き親父殿と色んな話が出来て良かったと思うこの頃です。そう思うと雨ばかり続く日々ですが、何故か懐かしく感じられてきます。
